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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

pure

作者: toru

なんの痛みもなく無防備で煌々と火照ったココロ

いつしか雁字がらめに縛り付けて

血が流れてるかどうかもわからないほどに

悲鳴を上げるココロ押さえつけ

真っ白になるほど変色したそんな友を

無視するように


まるで弱さの象徴のように欺け笑った日々

感傷的になることなんて

間違っても引き返すことなんてできない

進んで進んで突き進んで

そこに幸せがあるって必ずそこに待っててくれてるんだって

バカみたいに意地になってもっともっと締め付ければもっともっと強くなれんだって

でも途中で気づいたんだ

縛り付けて縛り続けてきた友が生きてないことに

急に怖くなって一心不乱になって全部ほどいた 

一本残らずに取り払った、埋まってる人を求めるように

後戻りができない取り返しのつかないことをしてしまった


何度も何度も自分に問いかけて

未だわからない 

血が流れる感覚、心地いい風、スッと差し込む光…

冷たい匂いが体の中に入ってきてその都度さみしさに駆られて

もう二度とあの感覚を味わうことができないのか

荒廃した目で見る世界に温度はない


できることなら、もう一度許されるなら…


感じてみたい…あの頃のpureな自分で

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