パーティー終了とゲーム開始
僕らは動きやすい格好からパーティードレスに着替えて体育館に向かった。
23時を過ぎているのにも関わらず中は賑やかだ。軽音部『サークルキッド』の演奏でより盛り上がっている。初等部生徒は既に帰ったようで見当たらない。中等部生徒もちらほら帰っているようだ。
「深山」
声をかけられた方へ向く。
「松風」
松風の服装はピシッとしたタキシードだ。
「伊藤さんと会えたみたいだな」
「ああ、松風のおかげだよ。ありがとう」
「あ、うん。、、、なんでお前はそんな風にさらっと言えるんだよ」
「ん?」
「なんでもないよ」
松風ははにかんだ様な笑顔を見せた。
「みーやーまー」
ドーンっと背中を押されてバランスを崩す。
「大丈夫?賢木、転けるから止めろと言ったろ」
「春木さん、ありがとう。やっぱり後ろから押したの賢木だったです、か」
賢木は誇らしげな顔をした。
服装は2人とも同じで全体的に黒い。唯一違うとすればネクタイの色。賢木は青いネクタイ、春木は赤いネクタイ。
「おや、伊藤が待ってるぞ」
「モテ男は辛いな」
ニマニマとした表情で2人は僕の背中を押す。その先にはチハがいる。
「な、何よ」
いつものポニーテールからツインテール(先がカールがかっている)になってペールオレンジのドレスを着ている。腕まである白の手袋は彼女から品格を醸し出している。
「翼くん?」
「へ、あっ、うん。な、何?」
「それ、こっちの台詞」
「ごめん。いつもと違っててなんか、緊張する」
「な、なにそれ」
「どうしたの?顔、赤いよ?」
「...…なんでもない」
チハの顔は真っ赤で耳まで赤かった。でも、今は膨れっ面になっている。なんか変なこと言ったかな。
「全く、お前は乙女心が分かってないな」
耳元で呆れ声がする。
振り向かなくても分かる。御子柴さんだ。
「分かってないってなんです、か」
「いやもう、な。分かり易いな、伊藤さんは。まあ、頑張れよ」
そう言って僕とチハの肩を叩き舞台袖に向かった。
宴はやがて生徒が眠気に耐えられず帰り、自然と終了した。僕が帰る頃にはもう数人しか居なかった。その数人は生徒会の面々で後片付けを始めていた。自然と僕も手伝う羽目になって最終的に3時頃に皆帰った。先生達はその前には体育館を後にして職員室に戻ったみたいだ。
次の日が休日だったから、僕らは昼頃まで寝ていた。中には早く起きてそれぞれしたいようにしてる生徒がいたそうだ。寮生が食堂に揃う頃、柚原先生が雑炊を用意していた。
夜に御子柴さんからメールが届いていた。内容はゲームについてだった。モチーフなんて存在しない。みんなが遊べるオンラインゲーム<グランデオンライン2.5>題名は発売日が決まった日に決めた。グランデはイタリア語で大きい、偉大という意味を持つ。僕の願いを込めた。いずれ、このゲームを皆がプレイするように、2.5はまあ、分かるだろう。2.5次元からとった!国際論文で最優秀をとった僕の論文を実用化してそれをゲームに取り込んだんだ。
学園生活編はこれで終わります。
次から書き方が変わってくると思いますので宜しくお願いします。m(_ _)m




