表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

1、恋を知らない恋愛小説家

2人は見つめ合い、確かめ合うようにキスを交わした。


…終わった。


私は高校生の現役恋愛小説家。

名前は、siori。これは、ペンネーム。


本名は、片瀬詩織かたせしおり

最近ネットで人気が出て、出版が決まって以来、

その人気もうなぎ上り。


そんな私の書く恋愛小説は、すべて妄想。

そうなのです。


私にはただの一度も、恋愛経験がない。

片思い位ならあるが、それからの発展はおろか、

告白すらしたこともないし、されるなんて事、

天と地がひっくり返ってもない。


私は俗に言う、地味子だから。


メガネをかけ、なぜかおさげ髪。

ひざ丈のスカートに、指定のカバン。


うちの高校は、カバンは自由だし、

スカート丈だって、特に指定はない。


でも私は今風が似合わないと自分で思っているから、

あえてそれに挑戦するほど、チャレンジャーではない。


「詩織、また小説書いてたの?」

私のケータイを覗き込みながらそう言ったのは、

唯一の親友。前田あかり。

あかりは可愛くて、男子からも人気のある、

私とは真逆なモテ女子。


髪も茶髪、短いスカート、可愛いチェックのリュック。


そんなあかりがなぜ、私の親友になったか?

それは私にも謎なんです・・・

でも、高校に入ってすぐのころから、

あかりとだけは仲良くなれた。

私の容姿を笑うでもなく、小説を書いてる事も、

気味悪がらないし・・・

むしろ、面白いと、言ってくれてるし。


そんなあかりが私は大好きで。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ