ある人物の日記
初投稿小説です。生暖かい目で見守ってください。
X月O日
今、僕は日記を書いている。一昨日この世界に来たばかりだというのにたくさんの知識を得た。未来も現在も過去もある程度知ってしまった。
これも僕が本を好きでなければ有り得なかったことだと思う。
でも知ってしまったからにはこれを止めなければならない。絶対にだ!絶対にこの世界を**させるわけにはいかない、だからここに日記を書いた。僕は無精だからよほどのことがない限りここに何かを書くことはないだろう。もしこれを再び開くようなことがあるなら、よほどのことがあったのだろう。
だからこれを読む者には激励を送ることとする。
頑張れ、諦めるな、まだ手はある、大丈夫だ。
これで今日の日記を終わる。
O月X日
まったく、二年前の自分は暑苦しいことばかりを書いているなぁ。同じ自分なのにもう少し肩の力を抜けと思う。
まぁ、これに勇気づけられたことは否定しないのだけれど。
話は変わるが、これから僕たちは世界の**を防ぐために戦いに向かう、何度も戦ったけれどこれで最後だ。違う世界から助っ人も呼んだし(もちろんこの戦いが終わったら元の世界に返す、だからこれを読んでいる人は安心してほしい)他にも、できる限りの準備をした。それでもこの日記を書いているのは僕たちが失敗した時のためだ。
だから、これを読んでいる人はもう手遅れかもしれないけれど、これから書くことを肝に銘じてほしい。
まず、死なないこと、理由は一度死んで蘇生すると、かの神とのパスができてしまうからだ。
二つ目にもし残っているのであればだがレイトリアに学校があるはずだ。そこに行ってほしい、大丈夫、迷子にならない方法はmind over matterと頭につけてそこへの転移呪文を唱えること。これを忘れなければ迷子にはならない。
そして、そこには僕の、いや僕たちの英知の結晶を置いてきた。だから、もし封印が解放されてもチャンスはある。もちろん僕たちがすべてに失敗したとしてもだ。
君がこれを読んでいるというその事実が希望なのだから。
いくつか使ったネタがあるので、気付いたら感想欄に書いてください。作者が喜びます。他にも誤字、脱字、文法の間違いなどがあれば感想に書いてくださるとありがたいです。