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1日目①

今回から一応本編開始ですが、短いです。正直プロローグとあんまり変わらないかも

9月23日


「うわ、アチぃ…9月下旬の気温じゃねえだろ……」


俺、前原亮太まえばらりょうたの家を出ての最初の一言がそれだった。季節的には秋なのだが、真夏ばりの日光が俺を焼き付ける。

それは今が真昼位の時間だからでもあるし、今話題の地球温暖化が原因でもあるだろう。

まったく、こちとらこんなに暑い日も極力クーラーを使わないエコ生活を送ってるのに他の奴らはガンガンに使いやがって、少しは地球の事も考えろよ…10年前からどれだけ水位が上がってると思ってんだよ。自分の事だけじゃなくて、他の人の事も考えろよな。例えばさ……そう、ツバルの人達とかさ。


「って、温暖化の事考えてる場合じゃなかった」


俺は、本来の目的を思い出して走り出した。

俺がこんな暑い日に外に出た理由は、勿論太陽に照らされながら温暖化について訴える訳ではない。今日は二人の友達と二駅先のゲーセンに遊びに行くからである。

走りながら腕時計を確認してみると、時間は午後1時位だった。ちなみに友達との待ち合わせ時間は午後1時だ。

つまり、どんなに急いでもアウトということだ。そして、こういう時に取るべき対応は……少しでも早く着くことだ。


「しょうがねぇ、あそこを使うか」


俺はそう言ってしばらく走った後、裏路地へと入っていった。今俺が入った裏路地は駅への近道となっていて、学校の日もこの近道のお陰で何回か遅刻を免れた事がある。そのうえ、日差しも当たらない為、かなり涼しい場所でもある。


「よし、もうすぐd……っ!」


駅が見えてきた瞬間、後頭部に強い衝撃が走った。いきなりの事だったので受け身も取れずにアスファルトの地面を転がっていった。


「う…うぅ……」


訳が分からない。俺は誰かから闇討ちされる様な事をしたのか?まったく記憶にないぞ。じゃあ、一体誰が?何故?

俺は助けを呼ぼうとしたが、呻き声を上げる事しか出来なかった。

そして、とうとう俺は意識を失った。





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