プロローグ
初めまして、寿司丸と申します
初投稿としてホラー物を書いてみました
この小説タイトルは今のところは仮の段階です
2012年9月22日
とある部屋にて、スーツを着た老人が書類を見てでいた。老人が書類を見ていると、ノックの後に女性が
「失礼します、ご報告があります」
と言い部屋に入ってきた。
男は何も言わず、無表情のまま書類のページを捲って書類を見ていた。どうやら目の前にいる女性の報告より、自分が手に持っている書類の内容の方が大事な様だ。
「あ、あの……」
と女性が恐る恐る訊ねようとすると
「用があるなら、早く言え」
と書類を見たまま、老人はそういった。彼の老人から発せられる威圧感が女性を包んでいった。
「も、申し訳ありません!
た、たった今"ゲーム"の準備が完了しました!あ、後は参加者を、会場に集めるだけです!」
女性は慌てながらも報告をした。彼女の目は恐怖という感情溢れていた。それだけ彼の立場というものが凄いのだろう。
そして、報告聞いた老人は一瞬だけニヤリと笑うと、また無表情に戻った。
「そうか、翌日"ゲーム"を開始する」
「あ、あの…参加者の方は……」
「君はただの報告係だ、気にする必要はない」
「も、申し訳ありません!失礼します!」
そして女性は慌てて礼をすると、部屋を出た。一人だけになると、老人の表情が緩んでいった。
「フフフフ、いよいよ明日か。楽しませてもらうとするかな」
男はそう言って書類を1枚1枚机に並べていき、全部で10枚の証明写真付きの書類が並べられた。
その書類の証明写真には、全員同じ制服を着た学生が写っていた。
次回から本編スタートです