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白銀  作者: 梓紗★
1/1

過去と・・今と・・

『あたしね、ずっと、後悔してたことがあるの』

目の前の酸素マスクをつけた少女が、僕に最後にそう言って、息を引き取った・・。

「なんなんだよ・・。後悔したことって、なんだよ・・」

僕は、自分に腹をたてた。

「あああああ・・・・!!」

僕は、うめく様にそう叫ぶと、病室を飛び出した。

――――――4年前のことである・・・・。


真樹まさき!!朝練、遅れるよぉ!!」

母さんが僕を1階から、大声で呼ぶ。

「~~ん!!」

僕は、寝ぼけ眼を擦りながら、返事をした。

・・・・僕は、坂山 真樹。部活は、テニス。平凡な中学生。僕は、4年前の小5のときに、大切な幼なじみを亡くした。彼女の名前は、青葉あおば 風香ふうか。・・・医者の手におえないほど、大変な病気だったらしい。いずれは、優秀なテニスプレイヤーになるはずだったのに・・・。


僕は、ラケットを片手に、走り始めた。

「おっすっ!」

後ろから、女の子の声がする。

羽友美はゆみかよ・・・」

後ろにいた女の子は、同じテニス部の、木島きじま 羽友美はゆみだった。

「明日、風香の命日じゃん!一緒にお墓行こうよ~!!」

僕は、コクンと頷いた。羽友美とは、毎年一緒に行っている。

「あたしさぁ・・春野と付き合うんだけど・・」

羽友美が、僕の顔をチラチラ見ながら言って来た。

「・・・真樹は、風香一筋だもんねぇ・・・」

羽友美が、僕をはやし立てる。

「・・・うっせぇな・・・」

羽友美は、フゥっとため息をついて、笑った。

「由依リンが、可哀想だからさ。ちゃんと、由依リンのことを見てあげてね?」

「・・・わぁーってるよ・・・」

由依ゆい・・・三波みなみ 由依ゆいは、一応、僕の彼女ということになっている。同じ部活。同じクラス。・・・・いつも、一緒にいなければいけない。正直、疲れる。

「・・・実はさ。その・・お墓、由依リンも行きたいって・・・」

僕は、息をのんだ。

「ちゃんと、真樹から返事、してあげてね・・・」

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