球団資産とオーナー
【フォーブス誌・NBA資産価値ランキング】 2020年3月発表
(1)ニューヨーク・ニックス 46億ドル
(2)ロサンゼルス・レイカーズ 44億ドル
(3)ゴールデンステイト・ウォリアーズ 43億ドル
(4)シカゴ・ブルズ 32億ドル
(5)ボストン・セルティクス 31億ドル
(6)ロサンゼルス・クリッパーズ 26億ドル
(7)ブルックリン・ネッツ 25億ドル
(8)ヒューストン・ロケッツ 24億7500万ドル
(9)ダラス・マーベリクス 24億ドル
(10)トロント・ラプターズ 21億ドル
(11)フィラデルフィア・76ers 20億ドル
(12)マイアミ・ヒート 19億5000万ドル
(13)ポートランド・トレイルブレイザーズ 18億500万ドル
(14)サンアントニオ・スパーズ 18億ドル
(15)サクラメント・キングス 17億7500ドル
(16)ワシントン・ウィザーズ 17億5000万ドル
(17)フェニックス・サンズ 16億2500万ドル
(18)デンバー・ナゲッツ 16億ドル
(19)ミルウォーキー・バックス 15億8000万ドル
(20)オクラホマシティ・サンダー 15億7500万ドル
(21)ユタ・ジャズ 15億5000万ドル
(22)インディアナ・ペイサーズ 15億2500万ドル
(23)アトランタ・ホークス 15億2000万ドル
(24)クリーブランド・キャバリアーズ 15億1000万ドル
(25)シャーロット・ホーネッツ 15億ドル
(26)デトロイト・ピストンズ 14億5000万ドル
(27)オーランド・マジック 14億3000万ドル
(28)ミネソタ・ティンバーウルブス 13億7500万ドル
(29)ニューオリオンズ・ペリカンズ 13億5000万ドル
(30)メンフィス・グリズリーズ 13億ドル
◎1位はニューヨーク・ニックスで46億ドル、2位はロサンゼルス・レイカーズで44億ドル、そして3位のウォリアーズで43億ドルとなっている。
チームの資産価値は平均で前年比8%アップとなっている。
2018-2019シーズンの収入についてフォーブスは、ニックスが4億7200万ドル、レイカーズが4億3400万ドル、ウォリアーズが4億4000万ドルとなっている。
ちなみに、ウォリアーズを現オーナーのジョー・ラコブ氏がチームを4億5000万ドルで買収した際、チームの資産価値は1億8800万ドルと試算されていた。
ダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバン氏は「NBAのチーム価値が過小評価されている」と話している。
NBAのフランチャイズ平均額は21億2000万ドルで、10年前から475%増加しているという。
※個人オーナーがチームを所有している場合、ホームアリーナも所有してチームの資産としている場合が多いのです。
オーナーグループで所有している場合、ホームアリーナはチーム所有ではなく、所有者は別の場合が多い。
◎日本では球団経営は企業がしている場合がほとんどだが、アメリカのプロスポーツチームでは大富豪が個人オーナーとして所有していることが多い。
個人オーナーは個人資産が数十億ドル以上の大富豪で100億ドル(1兆円)以上の資産家も数名いる。
個人オーナーには前マイクロソフトのCEOなどのIT長者、不動産王、大企業の創始者など様々である。
最近は親から引き継いだ2世オーナーもいます。
そういった個人オーナーは贅沢税を気にしないで補強を行う場合がある。
※マイケル・ジョーダンは個人資産約20億ドル以上あるとされているが、NBAの個人オーナーでは資産が1番少ないという。
次に資産家がオーナーグループとなってチームを買収して所有するタイプである。
数年前にMLBのマーリンズを買収した元ヤンキースのデレック・ジーターなどはこのタイプで、ジーター氏はオーナー代表としてグループの広報係をしている。
こちらは大物弁護士、引退した有名スポーツ選手、大物アーティスト、大物投資家など数億ドルくらいの小口オーナーもいます。
シャキール・オニールなど元NBA選手で小口オーナーの人物も数名います。
日本のように企業で球団を所有しているようなことはアメリカでは、まずありません。
日本以上にアメリカでプロスポーツチームを所有するということは富豪のステータスになるようです。
しかも価値が右肩上がりなのですから、人気なのも当然ですね。
売却情報があれば、必ず売却できます。
最近ではユタ・ジャズのオーナーが売却すると表明していますが、資産価値以上で売却されるケースが多いので、一体いくらで売却されるのか楽しみです。
【NBAの有名な個人オーナー】
◎ポール・アレン氏 元ブレイザーズオーナー 純資産205億ドル(2017年)
ビル・ゲイツと共同創始者としてマイクロソフト社を立ち上げた企業家で、NFLでもチームを所有している。
宇宙開発会社の経営者でもあった。 2018年死去。
◎マーク・キューバン氏 マーベリクスオーナー 純資産35億ドル
IT企業を起業し、成長させて売却し巨万の富を得たIT長者。
現在は映画制作や衛星放送のエンターテイメント企業の経営者。
大のバスケットボール好きで熱狂的なオーナーとしてしられている。
◎ジェリー・ラインズドルフ氏 ブルズオーナー 純資産27億ドル
弁護士、公認会計士でMLBのシカゴ・ホワイトソックスのオーナーでもある。
ブルズのオーナーになったのはジョーダンがドラフトされた1984年。
1998年に2回目のスリーピートを達成したブルズ王朝を解体したファンから憎まれるオーナー。
◎スティーブ・パルマー氏 クリッパーズオーナー 純資産130億ドル
マイクロソフト社の前CEOで退任したタイミングで、クリッパーズの前オーナーが人種差別発言でNBAを永久追放処分になって、チームの売却を命令された時にクリッパーズを買収してオーナーとなった。
ドアマットチームだったクリッパーズに資金を投入して強豪チームに仕立てあげた。
◎ジェームス・ドーラン氏 ニックスオーナー 純資産55億ドル
大富豪チャールズ・ドーランから1999年にニックスを受け継いだドラ息子が現オーナーのジェームス・ドーラン。
『NBA屈指の無能オーナー』と言われ、ニックスがドアマットチームとなった元凶となっている。
問題行動や問題発言は数知れずのトラブルメーカーなのに、チーム強化には興味がないのか、金は出さない。
ニックスファンはドーランがニックス売却してくれる日がくることを願い、チームを売却するよう叫び続けている。
マイケル・ジョーダンはNBA選手初のオーナーです。