馬鹿な面白さを言語化する
馬鹿な話をしようと思う。頭を使わない物語の良い所を語るのはとても頭が良くないと出来ない。私は自分で頭が良いとは思ってない。頭の使い方が上手いだけだと思ってる。凡庸なスペックで良くここまでやってると思う。例えるなら旧式のポンコツな機械を使う使い手が優れてるだけだ。人間ってのはそういう風に出来てる。頭脳も筋肉も代わらん。頭脳も力としてどう使うか?と言うやり方の話しになる時当然器官として差が人間にはあるからそれが単純な大きな差になる。
私はその点で凡庸だ。それでもその操縦士としてはかなりの腕前なので、その視点から語る。頭を使わない物語に肯定的な言及をした場合、それに対する批判が出る。この後実は反論できない。今エッセイの状況を見れば分かると思う。私が感想を拒否してるのはそれもある。過去そういった対話で嫌な思いをしたからだ。
相手は単に面白さを感じ取れない愚鈍さか?好みじゃないだけなのに、そういった相手に真面目に返していつも否定されるの繰り返しだった。そりゃそうだろう、感じ取ってないのに何を語るというのか?わけのわからない全くの中身の無い整合性だけは取れてるような議論でいつも私はやり込められた。どんな相手にもどんなパターンでもだ。
もう2度とこんな思いはごめんだと基本対話を拒否している。何故か?と言うと人は不快感の解消に最大の努力をする。楽しさの共有で会話がほとんど無い。だから私によって来る人は大半否定的でしかない。否定的=面白さを感じ取ってない。その最大の原因は頭が固いんだ…。馬鹿になって楽しむのが下手なんだ。
根本の部分がなってない。その傾向がある人ほど、議論だけは達者なんだ。これ酷い悪循環なんだ。その人の中では、馬鹿と相手すると疲れると思ってる。だが私から見るとだからあんた楽しくないんだってのが手に取るように分かるんだ。この手の話しで批判的な議論になったら、早く降参して無視を決め込んだほうが良い。
今私はそういった人と渡り合うための武器を用意してる。それを凡庸な多数派は多分準備できない。えらく馬鹿にしてるとなるが、実際まともに言語化できる人間に出あった事が無いから諦めたんだ。その可能性がある人間はすべて例外なく否定的な人間しかいない。
基本的にはスイッチの切り替えで楽しむものだが、それも限界がある。基本凡庸レベルの知性しか無い人間しかアニメ漫画のコアな面白さなど楽しめない。と言い切ってしまう。だがその面白さを言語化するのはそのレベルじゃ不可能だ。どういう事?動物の生態を人間の言語で把握するための研究者は優れた知性の持ち主の方が良いに決まってるだろ?
凡庸な人間の習性を研究する人間は凡庸ではいけないんだ。これは矛盾なんだ。だから永遠に謎は解けないと思ってる。自分のスイッチ機能がそれでも経験上極端に発達したもので、酒の力を使わないでしらふで酔うぐらい私は優れた力を持ってる。その私も馬鹿になって楽しむのは得意でも根底の凡庸な人間ゆえのスペック不足は補えない。
肯定的な意見を述べる、それに面白さが分からない知的な人から反論が出る。この後が問題になる。この後の議論は続かない。多分馬鹿は反論するだろう。それは多分上手く行かない、ただの感情論になる。馬鹿だからそれに気がつかない。そして価値のある肯定的意見は議論馬鹿によって、無価値な物とされてしまう。
私はコツコツこういった無価値な肯定を拾って集大成としてずっと書いてきてる。私は自分の中だけから意見を創ってるわけじゃない。消えていった馬鹿な肯定派から良い点をずっと拾い集めてきたんだ。その選別がとても洗練されててほとんど私の手柄だと言っても良いけど、実際ゴミみたいな感情論の中から拾い集めるので、かなり苦労する。
問題の肯定はどこにあるのか?面白さがあるならそれを言葉に出来るはずだという批判者の思い込みにすべてがある。それが難しいものほど面白いんだ。何故か?すぐにそれが分かってしまうものはパクラレルからだ。書けば書くほど、こういった作品の創る過程を私は熟知してると思う。
競争の中で、よいものはどんどん言語化できないわけの分からない面白さになって希少価値を生んでいく。初期の状態ではそれはシンプルなものだったんだ。だから私はなろうの根本は勧善懲悪や英雄伝説だと書いてるんだ。だがそれで単純に見てはいけないとは書きたいんだ。そんだけで片付くと自称知性派の議論馬鹿は言い切ってしまう。
実際はそこから言語にならない面白さが淘汰によって熟成される。ここに本当のツボがある。
問題は君にあるんじゃない?と議論馬鹿に言いたいんだ。議論馬鹿は相手を打ち負かす気持ちよさに酔ってるだけだ。私なら、そうじゃない、本当の真実の面白さについて知りたいという探究心しか無いから議論馬鹿の結論には満足できないんだ。問題は実は反論する側にあるんだ。反論するのは止めて逆に肯定的に言及しようとしたら分かる。
これ言語化すげーしにくくない?そうだよ作ればわかるよ。単純なテンプレならその知性で言語化してパターン化すれば良いでしょ?多分上手く行かないよ。だってこれ高いレベルほど暗黙知だもん。
意識的に頭を使わないから、慣れの中で、脳が直感的に面白い者を選び出してくる。これを意識下において言語化するのはとても困難を極める作業になる。無意識ならそれはもう諦めるしかない。ただ私はそこまでひどく無いと思ってて、それを無自覚な面白さと呼んで扱っている。多分私のこういったスタート地点の足元にもたどり着かない議論馬鹿がまたかき回すんだろうなとここ最近のエッセイの流れにがっかりしている。