誰も知らない世界
電車の中、学校の帰りに1人
学校は、家から電車で1時間。今日は金曜日、明日と明後日と休日だ。眠い。最寄りの駅まであと三十分ほどある。少しぐらいうとうとしてても大丈夫なはずだ。
「宝塚、宝塚。」
「あんた誰?」聞き覚えのある声。
「ちょっと何で人の家の中にいるの。」
お母さん。なんで。俺だよ。イチリだよ。
私の子は1人しかいないわよ。
なんで家の鍵番号を知ってるの。
警察呼ぶわよ。
ちょっとごめんね。
君は誰だ?
身分を証明出来るものはあるかな?
佐藤いちり
俺の本当の名前は、藤井いちりだ。
佐藤って誰だ?
保護者に連絡するからね。
あら?
イチリじゃない。どうしたの?
あんたは誰だ?
じゃあこの世界のことをあんたは知っているのか?
誰も俺のことを覚えていない。
知ってるわ。
ここはあなたの世界のパラレルワールド。
だから元のあなたの事は誰も知らない。
少しずつ編集していきます。初めての小説ですので、よろしくお願いします。