私勇者だけど友人とお茶しつつある
今更だけどタイトルがきつい。
「ねぇメル。貴女に旦那が出来たって本当?」
「ぶっふううぅうぅぅぅぅ!!??」
池が輝き花が咲き乱れる、陽光煌めく日のとある庭園。
東屋で優雅にお茶をしているところで、その一言に私は勢いよく吹き出した。
完全に出オチである。
「あら、虹」
「げほっ、マイペースかこの似非天然腹黒野郎」
噎せながら目の前の優雅にカップを抱えている、自分と同じ紅い髪の女を睨む。
つい先日、この人物から「お茶会しましょう。断ったら……ふふっ」と連絡が入り、薄ら寒い予感を感じたので素直に了承したのだが、どうやら予感は的中したようだ。
幼馴染みという事もあって無碍にはできず、気楽に行こうとしたのだが、来て早々後悔している。しかし、来なかったらそれはそれでもっと酷いことになる可能性が高かったのでここはぐっと我慢である。
「非道いこと言うのね、ぷぅ」
「止めなさい気持ち悪いから」
幼い子供がやるならともかく高身長吊り目な女がやると寒疣が立つ。
何より、キャラじゃないのだ。
「一国の姫がやるものじゃないわ、ホント」
「もうすぐ女王よ」
「尚更よこの馬鹿」
サラン・ド・ルージュリット。紅国の王女と呼ばれるこの国の姫様である。
一話以降久々の人名登場であるのだが、果たして憶える人なんているのだろうか。私の名前なんて随分久々に出てきた気がする。
「作者ですら忘れて一話読み直したしね」
「おい会話でもメタるんじゃない」
惰性でここまでズルズル続いたのが悪いのだ。けして私の名前が憶えにくい訳ではない。
閑話休題。
「それで、居るの?本当?」
「い、居ないに決まってるでしょうが」
ずいと顔を寄せてくる友人の目から逃れながら、否定の言葉を口にする。
歯切れが悪くなってしまった。しかし事実である。旦那なんていない。
一緒に旅して寝食を共にして裸の付き合い(風呂)と新年を過ごした事のある仲の男が居るだけだ。
旦那なんて居るわけない。
「本当に?」
「真実よ」
ふぅ、と溜め息を吐きながら、頬に手を当てて彼女は言う。
「おかしいなぁ、私の飼い犬によると一緒に旅して寝食を共にし他にも色々やらかしてる男の影がべったりくっついてるって話なんだけど」
間違いない。こいつ、裏を取ってやがる……!
冷や汗を隠しながら、ささやかな反撃を画策する。友人なのだから、もう少し否定してやればそう懐疑的にはなるまい。そう考えて。
「なぁに、サラン。私を疑うの?」
「勿論」
「上等だ表に出ろ」
信じられるだろうか。これが幼い頃からの友人の言葉である。
「残念ながら事実よ。私に旦那なんていません。男の影なんて、冒険者稼業やってれば幾らでもチラつくものでしょう?」
「なるほど、つまり貴女は操を立てた相手でもないのにあんな事やこんな事までしちゃうビッチ野郎だと」
「ねぇ、たまには喧嘩しない?こう拳で語り合う系な」
喧嘩売ってるんだから買ってもいいよね?
くすくすと上品に笑う友人の顔を横目に見ながら、置いてある茶菓子をボリボリと貪った。甘くて美味しい。ブルジョアジーめ、王族だから当たり前だが。
十分愉しんだのか、片肘ついて穏やかな視線を向けてきた。
「その様子だと、現状から今一歩踏み出せないと言ったところかしらね」
「さぁ、何のことやら」
「でもガサツな貴女からしたら随分成長したものね。お姉ちゃん嬉しい」
「私は一人っ子よ」
あとそっちの方が少し生まれてくるのが遅かった筈だ。もうちょっと年下っぽく振る舞って欲しいものだ。
お菓子のせいで口の中がパサついてきたのでカップに手を伸ばす。物に頓着しない性格の性悪が一々上等な物を揃えているところ、何処と無く悪意を感じてしまうのは仕方のないことだろうか。
一口。鼻腔を擽るこの花の様な香りは、確か機嫌の良い時に出す茶だ。
私をおもちゃ代わりにしてるな、コイツ。
「そうやって上品にお茶を飲んでいる時点で勘の鋭い女性は気付くわね。男が出来たって」
再びお茶を吹き出しそうになったのを我慢した私を誰か褒めて欲しい。
「昔は誰が居ようがお構いなしに音を立てて飲んでたし、マナーも品性もそんなの欠片も見せなかった貴女が女性らしい振る舞いをしてる。感慨深いものね」
「マ、マナーも守れない大人になりたくなかっただけよ。些細な事も気を配れるってカッコイイじゃない?」
もっともらしい事を言ってこの場を切り抜けなければ。このままでは追い詰められ弄ばれる。
しかし、そうそう容易く解放される訳がなく。
「ふぅん?そういえば、今日の貴女はいつもと比べて随分と身綺麗よね。お肌も荒れてないし、毎日石鹸で身体を洗うようになったのかしら?」
びくっ、と指摘に反応してしまう。確かに昔は三日に一回ほどしかしていなかったが、湯浴みくらい毎日してたっておかしくない筈だ。平常心。
「髪も艶がでてるわね。あの痛んでボサボサだったのが見る影もないわ」
整髪材を貰ってから、香りが気に入って毎日使っているだけだ。特に他意はない。決して「お前、結構髪綺麗なんだな」とか言われたからではない。
「爪も頻繁に磨いてるみたいだし、うっすら香水の匂いもする。これは防具に汗が染み付いたせいで臭いが気になるのを防ぐ為かしら?」
爪は料理する時に伸びてると気になるから整えているだけで、香水はその通り臭い防止だ。あくまで自分が気になるからである。断じて相方の視線や鼻を嗅ぐ仕草が気になり始めたからではない。
「ムダ毛も処理してるみたいだけど、もしかして下の方も……」
「よし、ちょっと黙ろう」
それ以上喋らせる訳にはいかない。
というか何故それがわかるのだ。長袖の服着てるんだぞ。処理したのは全部服で隠れる場所の筈なのに。
自重したかと思うと、うーんと少し首を捻ってはジロジロとこちらを観察してくる。まさかまだあるというのか。
「他にもーーー」
「オーケイ、わかった。もうこれ以上は無しにしよう」
恥ずかしくて死んでしまいます。
何が悲しくて自分が密かにやっている事を他人に赤裸々と暴露されなければならないのか。だから紅黒の姫とか揶揄されるのだ。
「あぁ、楽しい。本当貴女と話してると飽きないわ」
「そーですか。もう帰っていい?」
「あら駄目よ。だってこの前起年式サボったせいで色々と大変だったのだから、今日は私が満足するまで帰してあげない」
「うぐぅ」
それを言われると辛い。一応は参加するのが義務だったのだから、多少のお咎めはあって当然だろう。
「私が裏で欠席の理由を繕ったり、貴女のお母様をとりなしたりしてた時も男とイチャイチャしてたのだから、これぐらいは当たり前よねぇ?」
「はい女王陛下」
いけない、なんか一瞬ドス黒い物が見えた。超怖い。
「こちとら上が無能で政務やらなんやら面倒事が色々舞い込んで参ってるのよ。まぁそのおかげで伝手とか弱みとか掴めたから結果オーライなのかもしれないけど」
「そりゃようござんした」
疲れたように両肘をついて愚痴り始めた。内容がこれまた黒々しいのはご愛嬌。
きっとこの国の未来は安泰だろうなぁ。
「お父上が無能だとは思わないけれど、もっと攻撃的になってもいいと思うのよね。税を払えない貴族を抱えてたって問題しか起きないのに」
「陛下は優しい方だから。それに話し合いで片付くならそれで越したことはないって。上から圧力かけたって膿が増えるだけでしょう?」
「優し過ぎるというのも問題なのよ。実際、その貴族も領地の不作で延滞してるって話で、その不作というのがきな臭いもの。調査上ではここしばらくどこも豊作だったはずだわ」
「探りは入れてあるの?」
「まだね。もしかしたら貴女にも依頼するかも。そうなった時はよろしくね」
「他ならない親友の頼みだもの。任せなさい」
「ありがとう。頼りにしてるわ。……料理ばっかりの貴女でも、腐っても勇者だものね」
「やっぱ依頼拒否でいい?」
「王律による命令違反で役職剥奪になるわよ?ただでさえ勇者としての威厳がなくなってるのに肩書きさえなくなったら貴女はどうなるかしらね?」
「あんたどこまで知ってるのよ………」
全てを見透かされているような状況に脱帽し脱力した。もうなんか色々と諦めようかと思う。
突っ伏しながら菓子を口に放り込む。ひどく食べ辛いが体を起こす気力が湧かない。
親友はそんな様子をクスクスと笑いながら眺めていた。変わらない私の様子が可笑しくて安心しているのだろう、きっと。
どれだけ、時間が経っただろうか。
ふと、東屋に静寂が訪れた。穏やかな空気だが、少しだけピリッとする。
「ねぇ、メル?」
先程よりも幾分か、暗いトーンで彼女は呼びかける。私はのっそりと体を起こした。
表情は、たまに見せる真剣なもの。
「私は、もうすぐ女王になるわ。その基盤も固めつつある。国民も、城内の連中も、全ての人が私の承襲を望んでいる。私はそれに応えるわ」
だから、と続けた。
「私は女王になる。そして、私の全力でもってこの国を守ってみせる」
「前置きはいいから、本題を言ってよ。今更だわ、サランの心意気なんてもう十年も前から聞かされているもの」
そして、それが全く変わっていないことも、私はよく知っている。
何故なら、親友だから。
「話の腰を折らないの」
「何十何百と聞かされたら、私だって飽きるわ」
「これでも緊張してるんだから、もう」
「あは。いい傾向ね。これで何も感じなかったら暴君が誕生していたところだわ」
「ぷぅ、少しぐらい私を労ってもいいと思うのだけれど」
「それ、国民の前でやったらどうなるかしらね?」
ドン引きされるのが目に見えるが、もしかしたらギャップに惹かれる人もいるかもしれない。
「遠慮します。それで、私は女王になっても私を貫くわ。お父上とは全く別の、もっと厳格な王となる。使えるものは何でも使う。善意も恨みも、何もかも。それで上手くいくのなら、ね」
ともすれば、破滅への道を歩んで行きそうな言葉ではあるが、彼女は違う。
これは覚悟の言葉だ。政治に温情は時に泥と化す。上手く使えば飴にも鞭にも。
万人にとって良い政治なんて存在しない。評価として、それがどれだけ多数の人間が好意的であったかどうかでそれが良かったかが決まる。そこに少数派の意見は存在しない。どれだけ悲痛な叫びであっても、少なければ意味がないのだ。
それでも、彼女は多数を生かすための政治をする。小を切り捨て大を取る。
彼女に出来ることは、その値の差を、どれだけ大きくすることが出来るかを考えることだけだ。
「だから」
彼女は言う。
「貴女も、貴女の大事な彼も。私は国の利益となるのなら、出し惜しみはしないわ。必要だと判断したら、利用します」
断言した。
それは、どれだけ冷たい言葉だっただろうか。
「所謂秘密兵器だから、そうそう動かす事はしないけど。でも、国が壊滅するくらいなら、私は兵器を使い捨てることも厭わない」
その目は、真っ直ぐ私を見ていた。
その眼光は、どこまでも鋭かった。
「メル、もう一度言うわ」
一度瞑目して、開く。
「私は、女王になる」
その言葉は、どこまでも重い。
そして、その重さこそ、彼女の背負うものの大きさであることを。
私は、再び理解した。
認識した。
把握した。
そして。
了解。
する前に。
「ていやっ!」
「ぎゃふんっ!!」
目の前の馬鹿に鉄槌を下した。
「な、な、何をするのかしら貴女は!」
結構な威力だったのだろう。涙目で頭を押さえながら抗議の目を訴える。そこに先程の鋭さはない。
キャラ崩壊である。
「いや、だって。殴って欲しそうな顔してたから」
「どうして今の流れでそうなるのかしらね!馬鹿なのかしら!?」
「昔の口癖が出てるよ、サランちゃん」
〜かしら!って小さい頃よく言っていたのを思い出す。あの頃は可愛……くなかった。うん。笑いながら国宝級の壺とか投げる奴は色んな意味で恐怖である。
「……えぇ、えぇ。そうですか。一発殴ったということは、此方からも一発殴らなきゃいけないわね。歯を食いしばりなさいな」
「はっ、あんたのグーパンなんて蚊が刺さるのと大して……っづあぁ!熱湯が目にぃ!!って拳で返すんじゃないのか!」
「だったらさっきのシリアスな空気を返しなさい!」
「もう手遅れだよ!」
「貴女はいつもそう!いったんその性根を叩き直すべきかしら!」
「おうおうそれはこっちの台詞だ!」
しばらくぎゃいぎゃい言い合った後、再び拳と熱湯が飛び交った。
いい歳した女二人がガチの喧嘩していた。
絵面としては、これ以上醜いものはないだろう。
ゼイゼイと息を切らせながら、一旦その争いは止まった。
「……もう、どうしてこうなるのかしら」
「サランが変な事言うからでしょ」
「変って、あのねぇーーーー」
「私、変わったでしょ」
「ーーー、え?」
何を言ったのかわからない、といった様子で、彼女はポカンとした。
「変わって、それで、距離を感じたでしょ」
私の言葉に、彼女は両腕をだらんと下げた。それが図星だったかどうかはわからない。
でも。
「それが良い事かどうかわからなかったから、自分も変わってみようって、そう思ったんでしょ」
全くもって的外れかもしれない。お節介にも程かありそうな話かもしれない。
それでも。
「サラン。私は貴女が変わっても、離れたりなんかしないわ」
言いたいのは、それだけ。
間違っててもいい。分かってあげられなくてもいい。
ただ、自分の思いを素直にぶつけてやればいいのだ。
だって、私は。
「親友でしょ」
「ーーーー」
だから、試さなくたっていいのだ。
そう、伝えたかった。
「この、お節介」
彼女は、少しだけ空を仰いだ。今日は本当にいい天気だった。
「もっと、ほかに方法があったと思うのだけれど」
「実際、殴って怒って欲しそうだったと思うんだけど?」
「そのあとの空気が台無しなのは、まぁ、貴女らしいと言えば貴女らしいのかしら」
難しい奴だなぁ。
「それにさ、今迄と変わりない事をなんでそう仰々しく言い直すのか、それがわからないというか」
「私としての立場が変わってるのがわからないのかしら?」
「そっちの問題じゃん、私関係ないし」
「どうしてそう大雑把なのかしら……」
「いやぁ、だって」
折角だから、今日一番の笑顔で言ってやろう。
「あいつと過ごしてたら、そんなちっさい事気にしてる余裕なんてないもの」
私の苦労を知るには、この言葉で十分だろう。
「……ほんと、恋は世界最強の魔法とはよく言ったものかしらね」
「何か言った?」
「なんでもないわ。ただ、少し前の貴女だったら、きっと素直に頷いてただけだったでしょうね」
そう言いながら、ぐちゃぐちゃになった机を彼女は自ら片付け始める。私はそれを手伝った。
「ねぇ、メル」
「なぁに、サラン」
少し、囁くような声で彼女は言う。
「今は、彼については公になってはいないけれど。このままだと時間の問題だわ。いずれ彼の存在に気付いて、利用しようとする奴が現れる。まだ貴女の隣にいる事で躊躇するかもしれないけれど、形振り構わず近づいてくる奴はきっと出てくる」
確信めいた言葉で、彼女は続けた。
「貴女は私から離れないと言ってくれたけど。無関係な彼を、私の救いである貴女を変えてくれた人を。私たちの都合で必要以上にこの国の問題に引きずり込む訳にはいかない」
かつてないほど、その真剣な表情で言う。
「もし、限界だと感じたら。亡命しなさい。私は、貴女が幸せな方が、頑張れる」
女王になると言った時以上の覚悟。
私は、それを理解しながら、それでも否定する。
「この国を離れるつもりはないわ。だって、あいつが平和で過ごせる所は、多分ここしかないから」
探せばあるのだろうけれど、それは無理だろう。
何故なら、王国以外の国は、帝国の侵略対象で、いつ戦争が起こるかわからない状態なのだから。
「それに、さ」
親友の不安を取り除くために、当然と言わんばかりにあっけらかんと言ってみせる。
「あいつが、簡単に利用されるなんて万に一つもないわ。だって、私がついているもの」
親友は、その自信は何処からくるのだと言いつつ、穏やかに笑い始めた。
庭園は、二人の笑い声で暫く満たされていた。
☆
「ただいま」
「おかえり。遅かったな」
貸家の玄関を抜けると、香ばしい匂いが広がった。ぱっと開くようなこの匂いは、魚の香草蒸しだろうか。
鍋の世話をしていたのは、魔法使いたる私の相方。
キッチンに立つ姿を見るのは珍しい。
「ちょっと会話が弾んじゃって。……ご飯作ってるの?」
「ああ。たまには、な」
相方の料理は、美味しいが問題を抱えている。美味しいが美味しくないという矛盾をはらんでいるゆえに、キッチンに立つことはない。
それでも、私の要求に応えて作ってくれる。そんな中で、自分から作ってくれるということは滅多にない事だった。
「手伝おうか?」
「いや、座っててくれ。今日は美味しく出来そうな気がしたんだ」
「何かあったの?」
「何もなかった。でも、作れそうな気がしたんだよ。変かな?」
「変ね」
「にべもねぇな……」
事実だ。でも。
「美味しく作れたらいいね」
「……ああ。頑張る」
何を頑張るのか、恐らく相方自身分かっていない。
それでも、無駄ではない。
そう思う。
「ねぇ、エリア」
「……どうした、メル」
「ふふっ、なんでもないよ」
「呼んでみただけー、ってか。変な奴」
ちょっと確認したかっただけなのだ。そして、それはもう済んだ。
自分はこの人に敵から守られよう。
自分はこの人を国から守ろう。
守り守られ、背中合わせに。
そうやって、国を旅するのだ。
ずっと。
それが、私と相方との在るべき形となれるよう。
私は、相方の背中をじっと眺めながら、そう強く願った。
「無駄にカッコいいよね、名前。名前負けしてない?」
「晩飯抜きでいいか?」
「わー、えりあくんかっこいー」
「やめなさい、やめろ」
「ま、呼びにくいのは事実ね」
「じゃあなんて呼ぶつもりだよ、お前」
「アナタ」
「……まぁ、いいんじゃないですか」
「顔、真っ赤だよ」
「う、うるせぇっ。こっちみるなよ!」
「理不尽!……えへ。お株いただき」
「くぅ、もう好きにしてくれ……」
次回はちょっとわかりません。
夏になる前には上げたいところ。




