表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オンラインRPG「ファンタシースペースオンライン2」略してPSO2。 無料で始められる、と聞いて自分のキャラを作って始めてみた。  作者: 阿月
第二章 オンラインゲームのチムマスやってる女子だけど、リアルの出会いの相手が、実はチムメンだった件。2022
13/27

第2話 チームマスター「パグパグ」

 ログインすると、まずはチームメンバーのログイン確認。

 ふむふむ。

 10人前後のログインを確認。

 フィラール、ロレさん、ルーナ、こーりん、あ、るなむっどインしてる。珍しい。

 よし、ちょっかいかけに行こう。


 ファンタシースペースオンラインニュージェネシス、通称NGSは、一応、MMORPG(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)である。

「大規模多人数同時参加型」とでも言えばいいだろうか。

 大規模というにはちょっと参加人数限定されているので、MORPGが、正しいのかな。

 とりあえず、wikipediaでは、そういう言葉が使われているのだけど、日本のあちこちからログインして、一緒に冒険できるゲームと思えば、そう間違いはない。


 私は、そのゲーム内にログインすると、ただの「小笠原芙美子」からチームちょこころねのチームマスター「パグパグ」になる。

 とても優しく、思いやりのあるマスターだ。

 何せ、基本毎日ログイン。

 そして、毎週土曜日には、必ず集会。

 チームメンバーだけではなく、フレンドさんなんかも遊びに来られる場をつくる。


 やることはいろいろ。


 ミニゲームのタイムアタックだったり、チーム固定のトリガーアタックだったり、ファッションショー大会だったり。

 PSO2というゲーム自体、9年もの歴史があるため、いろいろな遊び方がある。

 ソロで、たった一人でログインしているだけでは、経験できない遊び。

 そのためには、メセタも結構かかるので、そのあたりの資金はちゃんとプールして。


 そして、できるだけみんながおしゃべりしやすいように。

 積極的にチャットしていく方向性で。


「るなーーーーー」

 チームチャットで叫ぶ。

「/toge」コマンド。

 これを使うと、ゲーム内の吹き出しが、「叫び」の吹き出しになる。

「はい」

「ひさしぶりだな」

「ですねー。新しいスクラッチ出たみたいだったので」

 見ると、アバターは、最新の衣装に包まれていた。

 ミチーノセルヴィネフ。ショートのメイド服の手袋とレッグウォーマーのない方。

 ご丁寧に、カラーチェンジ済み。

「おー、今日もかわいいでし♪」

「へへー♪」

 私は「しゃがむ」ロビアクで、ちょこんとしゃがむ。

 すると、目線は自然と下に。

 ちなみに、ミチーノセルヴィネフのスカートはとても短い。

 走り出すと、普通にパンツが丸見えになるのだが、当然目線を低くしても同じです。

「あー、マスターがパンツのぞいてる!」

 背後から叫んでくるのはこーりん。

「変態デスネ!」

 うむ、変態行為は認めるけど、ふんどし一丁キャラのきみが言うのはどうかと思うよ。

「ふふふふふ。うらやましいのか!」

「う……うらやましくなんかないもん!」

 そう言いつつ、パグパグの隣にこーりんもしゃがみこむ。

「いやらしい」

 ほのかさんのシンボルアートが連発される。

 るなむっども結局「しゃがむ」ポーズで目線を合わせてくる。

 こうなると、ただ三人がしゃがんでいるだけなのだが。


 そうこうしているうちに、三々五々、チムメンたちが集まってくる。

 ロレさんに、ルナ、セリアにルーナ。ほのかにアルフィ。


 チーム「ちょこころね」は特定の集合ブロックを作ってはいない。

 クラウドのメンバーも、PS4のメンバーもいるからだ。

 無印のころは、チームルームがあったのだけどね……。


 大体、どこかに集まろう、と言ってなかなか集まれるものではない。

 メンバーは、みんなオンラインゲーマーだ。

 こぞって集まれるほど、陽キャな面々ではない。

(偏見ちょっと入ってるのは自覚してるけどっ……)

 たとえチームに所属していても、声かけられるのを待っている。

 もしくは、「こうやって」集まりやすい雰囲気を作ってあげる。


 10分や20分もすると、また自分たちのやりたいことに三々五々。


 でも、別にそれでいい。

 たったそれだけが、私たちをチームにする。

 家族みたいなチームに。


 私はそのために、ここにログインしているのだ。


「マスター、今週の集会、何やるの?」

 ルーナが痛いところを突いてきた。

 うん。何も考えてないのですよ。

「/toge 何も!」

 トゲ付きで叫ぶ。

「/toge 考えていません!」


 あ。


 思いついた。


「春トリガー行こうか」


 それだけでは面白くない。

 私の中のアレなエネルギーが何か言ってる。

 それでいいのか、と。


「こんばんは」

 とログインしてきたのはチャンさん。

「こんばんは」

「こんばんは!」

「こんこん」


 みんなが集まっているのに気付いたのか、しばらくすると、こちらのブロックにやってきた。

「何してるんです?」

「パンツ鑑賞してた♪」

「w」

 ふと見ると、チャンさんはバニーガール一式を着ていた。


 バニー。


 ちょうど今週のSGスクラッチにバニーガール衣装があったな。


「決めた!」

「何をでし?」とロレさん。


「今週の集会は、バニーガールで春トリガー!」


 うむ。我ながらいいアイデア。


 ちょっと何人か引いてるなーってわかっちゃう感じのチムメンもいるが気にしない。

 最大多数の公約数的幸福。


 それが私のモットーだからだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ