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俺って詐欺師向き?デタラメ言ってたらハーレムできたんだけど?  作者: 五平
第1部:聖女の羞恥とデタラメな誓い
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第3話 新たな部位と聖女の抵抗、そして剣さんの信用

~今日のでたらめは「ときめき力は部位で変わる」ってやつ?~


魔族との戦いの翌日、

宿の一室でリリアーナは未だ赤面していた。

「……わたくしが、そんな……

み、身に覚えのないことを……っ」

羞恥値は高止まり。可愛いな。


「いや、覚えてないのは気絶してたからだろ?

それより、俺の能力のことが大事なんだ」

俺は真顔で切り出した。


「どうしたのですか?」

リリアーナは警戒した目で俺を見る。


「あれから色々試したんだが、

どうも同じ場所だと、ときめき力が落ちるらしい」

俺は新たなデタラメをぶっこむ。


「は……?ときめき、力が……?」

リリアーナの顔が、さらに赤くなる。

心拍数は1.5倍に跳ね上がった。


「そう。だから、魔力効率を上げるには、

色んな場所に触れる必要があるってことだ」

俺はにこやかに、彼女の視線を受け止める。


「な、何を馬鹿な……っ!そんな、でたらめ!」

リリアーナは真っ赤な顔で抗議する。

「これ以上、わたくしの体に触れるなんて、

聖女として、絶対に許されませんっ!」

全力で拒否の姿勢だ。


「おいおい、そんなこと言ってる場合か?

このままだと、魔力不足で世界が滅びるんだぜ?」

俺はわざとらしく、魔力の出力を落とすフリをする。

身体から光の粒子が、わずかに弱まった。


「っ……!?ま、まさか、本当に……!?」

リリアーナの顔に、焦りの色が浮かんだ。

使命感が強いこいつには、これが一番効く。


その時、宿の外から魔族の雄叫びが聞こえてきた。

「グガアアアアアア!!」

リリアーナの表情が、一気に青ざめる。

「来、来ましたわ……っ!」


「だろ?見てみろよ、この魔力不足!

お前が俺に触れてくれねぇからだよ!」

俺は芝居がかった声で言う。


リリアーナは唇を噛み締めて、震えていた。

葛藤しているのが手に取るようにわかる。

「くっ……これも、神託のため……

この世界のため……仕方ないわね……っ!」

彼女は意を決したように、俯いたまま呟いた。


「よし!」

俺は待ってましたとばかりに、

リリアーナの隣に立つ。


「どこからでもいいぜ?

さあ、聖女様、世界を救うためだ」

俺はわざと挑発するように言った。


リリアーナは顔を真っ赤にしたまま、

震える指で、おずおおずと俺の太ももに触れた。

その指先が触れた瞬間、

彼女の体が小さく震えるのが伝わってきた。

「ひっ……!」

小さく息が詰まるような声が漏れる。

頬から耳、そして首筋まで、みるみる赤みが走る。

心臓がドクン、と大きく跳ねたのが、

俺にまで伝わってくるようだ。

(心拍数:100bpm、羞恥値は中程度を示す黄色に。)


俺の身体から、再び魔力がブワァアアアアと湧き上がる。

光の粒子が、勢いを増して渦を巻く。

「よし、この調子だ!もっとだ!」


「なっ……これ以上……っ!?」

リリアーナは羞恥に耐えかねたように、

引き攣った声を上げる。

だが、迫り来る魔族の群れを見て、

彼女は再び覚悟を決める。

今度は、俺の腰にそっと手を回してきた。

先ほどよりも、密着度が高い。


「あっ……っ」

甘い吐息が漏れる。

俺の腰に回された指が、わずかに震えている。

その体の柔らかさと温かさが、

俺の肌にダイレクトに伝わってくる。

心拍数は平時の1.5倍、羞恥値は危険域を示すオレンジ。


光の剣が、さらに勢いを増して降り注ぐ。

魔族は次々と倒れていく。


戦闘が終わり、魔族の気配が完全に消えた後。

リリアーナは、まだ俺の腰に手を回したままだった。

顔は真っ赤、瞳は潤んでいる。


「あんたのせいで……!」

彼女は俺を睨みつけるが、その瞳は怒りよりも、

羞恥と安堵に揺れていた。

「……でも、ちょっと……嫌じゃないかも……」

そう、小声で呟いた。

羞恥値は急降下、羞恥の快感変換成功だぜ!


その時、剣さんがひょいっと俺の傍に現れた。

光の剣の形をした精霊は、俺の周りを

ゆらゆらと旋回している。

「勇者様、魔力供給が途絶えると、

剣さんの存在も不安定になるんです」

俺はそう言って、剣さんを指差した。


「ほら、お前が側にいないと、すぐに消えちまうんだ」

俺はわざとらしく、リリアーナの手から少し離れるフリをした。

すると、剣さんの光が、ぷしゅっと小さくなった。

「あっ……!」

リリアーナが慌てて俺の手を握り直す。

すると、剣さんは「ピカッ!」と光を強め、

まるで「うまくやったな」と俺を見上げているようだ。


「そう、そうなんだ。だから、

剣さんもお前が側にいないとすぐに消えちまうんだ」

俺はたたみかける。

これで剣さんの存在をより信用し、

俺のデタラメに逆らいにくくなるはずだ。


リリアーナは、剣さんと俺を交互に見る。

「そんな……剣さんまで……!?」

彼女は完全に戸惑っている。

羞恥と驚きで、また顔を真っ赤にしていた。


(これで、聖女様は俺の掌の上だな!)

俺は内心ほくそ笑む。

気づいてるか?これはただの魔力じゃない──

お前たちの羞恥と愛が生み出す奇跡のエネルギーだ!!


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