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基本的に
特殊技能【】
奥義«»
職業名[]
ドロップアイテム〚〛
ギルド名〝〟
ア「新イベント「古代の機皇」か。20日後から連合対抗イベント。連合とは、各ギルドが同盟を組み結成する。組んだ結果どれだけの人数になったかで毎日貰える連合報酬の量が増える。連合でもNPCを作ることができる。新種族『機人』『機獣』『機者』『人造臣機』追加。新スキル『機械生成』『機械化』追加。新ドロップアイテム『機械の残骸(小)』『機械の残骸(中)』『機械の残骸(大)』『機械の残骸(特大)』『古代の残骸(小)』『古代の残骸(中)』『古代の残骸(大)』『古代の残骸(特大)』追加。新アイテム、装備等も実装。これはどうでもいいか。誰にでも取れたり作れる物しか載ってないし。要約するとこんな感じかな。」
エ「その1個上のお知らせ見た?」
ア「いや、ストーリーを読んでもしょうがないでしょうに。ん、レイドボス『機械ノ将軍』か。極力数を倒しておかないと連合対抗イベントに支障が出るのか。忌々しい。けど良いのか。私達のように一匹狼を気取っているところは他にもあるし、他ギルドからすればどこと同盟を組むとか考えられるのか。倒さなければ敵連合が追い詰められる可能性があるのに対し、こちらにまで危害が加わる可能性がある。連合でも武器を作るのか。それを壊されたら解散ってなんとも言えんけどギルドまで解体されるわけでもないしいっか。」
エ「それで、これからどうするの?レイドボスがどんなものか情報が入るまで待つ?」
ア「そうだね。この間の大量課金で手に入れたものがあるんだ。私が買った課金パックの名前「次イベント先取りアイテム」っていうんだけど、新ドロップアイテムが大量に手に入ったんだよね。これでクラミーになんか作ってもらうか。特技を使って作ってもらえばそこまで時間はかからないんじゃない?普通にスキル『並列作成』『複製』『鍛冶』『魔装化』とか使ってもらえばかなり良質のものができるだろうし、『神装化』『真装化』を使ってくれたらめっちゃ強いのができそうだからお願いしてみて。」
エ「僕が。」
ア「だってさ、あいつに頼み事とか嫌なんだけど。」
ク「あら、懇切丁寧に頭を下げてお願いしたらやってあげると約束するわよ。」
ア「それが嫌んだよ。つかいつからここに居たんだよ。」
ク「つい今しがたここについたばかりよ。」
ア「そう、あっちょっと待って。ヴァイオレットさんから『通話』だ。」
ヴ『何故か同盟のお誘いがすごい来るのだけれど、どうしたら良いかしら?』
ア『同盟を結びたい相手はこちらで既に見繕ってあります。ですので〝精霊の国〟〝ルベリオン〟〝七色の騎士団〟以外は断って下さい。』
ヴ『分かったわ。他のみんなにも伝えておくわね。』
ア『助かります。それとギルドチャットに載っけておきます。』
ヴ『分かったわ。それじゃあ。』
ア『ええ。』
ア「終わったよ。」
ク「何故あの3つと組むのです?貴方なら組まなくともなんとかなると言いそうでしたのに。」
ア「言わないさ。連合対抗イベントに参加できなくなるうえ、連合ボーナスと連合報酬が貰えなくなる。あの3つはどことも協力せずそれぞれ黙々とやっている。かなり高レベルのプレイヤーが揃っているのとそれぞれギルド拠点が別の世界にあるからだ。連合拠点の説明読んだか?」
エ「組んだ同盟の各ギルド拠点と繋がっているんだっけ?」
ア「そう。普通別世界に移る時アイテムを消費するだろう。腐るほどあるけど。でもこの先なにが起こるかわからないから節約できる分は節約しておきたい。死ぬことが増えるだろうから。」
エ「ついに手を出すのかい?」
ク「まさか貴方、攻略不能認定を受け今もいろいろなギルドがこぞって探索している『絶望界』に手を出すの?」
ア「そのつもりだよ。死ぬ気なんてないさ。ただ備えあれば嬉しいなって思って。」
エ「まっ良いけどさ。」
ア「ああでもエルは明日私とデートだから忘れちゃ駄目だよ。」
エ「いきなりだね。」
ア「君が今日私を不機嫌にしたの忘れてないよね?」
エ「分かったよ。」
ア「有難う。本当に。」
ク「それじゃあちょっと素材集めに行ってくる。」
ア「私が持ってる素材全部上げるよ。良質な石材とか木材、鉱石、鍛冶盤等を大量に保持しているので。」
ク「好きに使っていいの?」
ア「ああ、私が持ってても最下級の武具を作るしかないものだから。」
ク「ありがと。」
ア「1つだけ、防衛機構のゴーレムを再現して作ってよ。炭鉱に大量に居たやつ。エルはこれから仕事だよ私と一緒に。実は朝、さっきのギルド3つにお茶会の誘いを出したんだよね。ギルド長と副ギルド長ないしはそれに準する立場の人2人で来て下さい、って。場所は薔薇園カフェだよ。」
エ「時間は?」
ア「今すぐ行けばセーフって感じかな?」
エ「早く言ってよ。天聖界に行くよ。」
ア「うん。」
天聖界について中央の建物の最上階に行く。そこにあった人影は6つ。
ア「遅れました?」
カ「いいえ。時間的には間に合ってますよ。」
ア「そうなら良かった。」
ゴ「それで、何故我らを呼び出した?」
ア「その前に自己紹介でもします。」
グ「不要でしょう。互いに互いのことは調べているでしょうし。」
ア「そうですね。言葉を飾るのは好きではありませんので単刀直入に言わせて下さい。この4つのギルドで同盟を組み連合を作りませんか?」
カ「なぜ私達なのです?」
ア「強さ、人数、組んだときの損得を考えたときに貴方がたと組めばよいという結論に至りました。まず強さですが、それぞれが伝説級を超えた者でしか構成されていないので文句なしです。続けて人数ですが合計で100人丁度。連合報酬を見た際、綺麗に割り切れますよね。一人1つずつで。それに皆さんも同じようなことを考えていそうでしたし、何より連合対抗イベントに参加したいから組みたいが、生半可な相手とは組みたくない、と。」
ゴ「正解だな。連合トップは誰にすんだ?」
グ「あと名前もですね。」
ア「え、皆さんはいるの?」
カ「入らなくていいなら入りませんよ。元々こちらから話を持っていくつもりでしたので手間が省けました。」
ア「なるほど。連合長はゴギンさんでいいですか?」
ゴ「いや、やりたくねぇな。約100人を率いていける自身がねえ。」
グ「私もよ。やるとしたらエルかカルラのどちらかでしょうか?」
カ「種族が精霊女王でかつ『精霊の舞』を持っているせいで私がギルド長を務めてるだけで別に得意ではありません。」
エ「僕も得意じゃないんだけど。あっ、バラバラだった人たちを簡単にまとめ上げたやつがひとりいるね。アザゼル。」
ア「えぇ、私?上手くできるか分かんないし。」
エ「お願い。」
ア「まぁ、いっか。良いよ。やるよ。」
ゴ「じゃ、頼むぜ大将。俺はここらで失礼するわ。」
ア「はい。あ、副連合長にしておきますね。4つ枠があるので。気を付けてくださいね。」
ゴ「おう。」
転移して行ってしまった。
ア「さて、ん、ちょっと待て、あいつ支払いどうする気だ。」
カ「あら、奢ってくださるのではなくって。」
ア「別にいいけどさぁ、上限値まで金は持ってるから。」
グ「じゃあたくさん食べましょうか。」
ア「太るぞ。」
グ「女性に対し『太る』だなんて失礼なことは言っては駄目ですよ。」
ア「申し訳ない。でも、ぱっと見た感じだとどっちかわからないし、声も中性的でしたので。」
グ「そういう貴方こそ性別は愚か種族も分からないのですが。」
ア「見た目通りだよ。」
グ「やはり、堕天使でしたか?」
ア「幻想種の可能性は?」
グ「幻想種は基本的に形態が3つあります。戦闘モード、常時、食事モード。貴方は一度も形態を変えていませんので幻想種である可能性はないかと。」
ア「ふーん。」
グ「では、私はここで。」
ア「はーい。気を付けてね。」
カ「ところで、連合拠点はどこにするの?」
ア「既に何名か向かわせています。最難関迷宮へ。あそこを落とし、占領します。約10階層。既に7階層に突入したとか。そういうわけで早く行きたいんですよ。」
カ「もう食べ終わるわよ。」
ア「つか、店の中で転移使えちゃ不味くね。」
カ「その人と一緒に食べてる人が一人でも残ってれば大丈夫なのよ。それじゃあ。」
ア「へえ。あっ、拠点できたら報告します。」
カ「はい。」
エ「すごいね。これ。」
ア「ああ、この短期間でこれだけの量食べるとは。つか、年下に払わせるとか。まあ良いけどさあ。日本円換算で17万か。」
エ「お会計済ませていこうか。」
ア「うん。」
会計後『悪魔界』に戻り迷宮の仲間がいるところ(竜霧界)へ転移した。そこには、クライン.李氏.ヒラリー.フェル.カイン.アマイモン.東.レントゲン.アルファ.ブルーローズ.紅蓮.ディアボロス.の12人がいた。
ア「もう9階層か。流石早いね。」
ク「おう。アザゼル、エルちょっと手伝ってくれや。」
ア「毒、HP吸収状態、失神の状態異常をかけようと試みたが、
ア「状態異常底力を持ってるからかけなくて正解。ランダムの無属性メテオが飛んでくるから全員広がって。ただし、ユージンとカインは、前面に盾を構えて。紅蓮、ディアボロスは背後に行ってデカいのを打て。レントゲン、ブルーローズは、今から来るブレスを相殺して。李氏は、各員それぞれに支援魔法をかけて。アルファは刀身に魔力を練って。私が空を飛びとどめを刺す15秒間耐えて。」
空を飛び、白竜の頭上に行く。ディアボロスと紅蓮が攻撃を放ち秘密裏に動いていたエルが同時に攻撃する。その瞬間に私も攻撃をする。
ア「特技【崩翼】」
支援系職業[万能支援者]の特技。敵のHPを全体の25%削る。その日に限り仲間の防御力、攻撃力を30%アップ無限加算。敵の数に応じてHP回復。最大5回まで。3時間に1回。
白竜は連続攻撃を食らった後〚白玉〛と〚角〛〚鱗〛〚竜肉〛〚竜眼〛〚竜爪〛〚竜尾〛〚竜髭〛〚古代の残骸(小3)(特大1)〛〚マイナスドライバー〛を落として消えた。
なぜマイナスドライバーを落としたのかって?さっき私が落としたからだよ。




