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あぶねー。忘れてた。投稿するの。


想定していないほど会話が続きます。

かなり買うのが大変だった。眼の前には噂通りの100万円特別パス。

エ「まだ終わってない人いる?」

「・・・・・・・」

エ「もうみんな終わったの?」

22「終わってます。」

エ「はや。ボク待ちだったの?ごめん。」

ア「いや、私もつい今しがた終えたばかりで説明を読んでた。みんなも読んでみな。面白いことが書いてあるよ。」

ド「言われずともそうしておるさ。噂通りだな。ここまでは。」

ヴ「ええ。そうね。でもこれについてくるゲーム内特典、全くと言っていいほどないわね。」

レ「魔法やこのゲームのスキル、武器を使えるようになるのはそれを封じ込めてある指輪などのアクセサリーが届いてから。届くまでに3日〜10日程かかる、ですか。」

東「リアルで一回会って試してみる?」

マ「皆様方の予定がしっかりと合う日なんてそうそうないのでは?」

ヒ「それに、全員届いてから決めることになりそうだが...

ア「今の仕事辞めて内の会社に入る?週休3日制(祝日別)で正社員登用した1年目の給料合計が約1000万。昇進すれば増えるよ。因みに、皆様の中でより優秀な方は、中間管理職に付いてもらいます。給料は3000万。ただし、この提案を受けようが蹴ろうがどっちでも良いけど入ってきて、働かなかったら即刻クビ。今ちょっと急な改革を推し進めた結果寝てた爺どもをどかしたらはんこを押せる人間がいなくなっちゃったから席が余ってる。人材に関してはあどれだけいても構わないからね。」

ク「だが、俺達は一人一人仕事が違うんだぞ。いきなりそんな事、

ハ「できるわけがない?馬鹿な人は最初坂本龍馬にそういったそうですよ。」

レ「寿松木商事といえば、かなり幅広い事業に手を出しているそうではありませんか。全員が同じ部署に入ることはできなくとも全員雇用は可能でしょう。」

李「しかし、全員バラバラだとそれぞれ適材適所に割り振ったとしても元々居た方々からすれば面白くないでしょう。」

ア「大丈夫だよ。内は実力至上主義だから。実力が羨わなかったら本来そこの地位には立てない、はずなんだけどね、昔の爺共は誰もどかせなかったんだよ。今はもう居ないけどね。それに新部署を立ち上げるから君たちはそこで働けばいいさ。」

エ「合計で20人しか居ないじゃん。」

ア「それで大丈夫なんだよ。各部署のつなぎ役やってもらうだけだから。15人はね。残りの3人は専務の席が空いてるから座ってもらって、最後真面目に働いてもらえれば良いかな?私今、副社長と同等の権力を発揮できるから、それに社長は私の父親。なんとかできるよ。」

ア「それに関しては後で考えよう。今は眼の前のアクセサリーの形状と使う石を選ばないと。」

ヒ「すごいわね。ダイヤモンドにトパース、サファイヤにアメジスト、ルビーまで。たとえ魔法が使えなくても100万使っても損したとは一切思わないわ。」

紅「物によっては得するのでは?」

カ「とりあえず適当に選んで買おうぜ。」

ア「エル、ちょうどいいからオーダーメイドの婚約指輪(エンゲージリング)作っちゃおうか。」

エ「良いよ。魔法が使えるようになったら使うときだけ交換すれば良いもんね。」

ア「ありがと。」

エ「可愛いなぁ。」

ア「バカ。人前で言うなよ。」

純度100%の恋愛。アザゼルは自分が言ったことに対して賛同してくれた嬉しさと照れ羞恥心で顔が真赤になってしまった。




エ「みんな選び終わったみたいだしこれからなにする?」

ア「さっき変なトカゲは倒しちゃったしね。」

ヴ「それに関して聞きたいことがあるのだけれど、良いかしら?多分みんな知りたいことだと思うの。」

ア「良いけど何?」

ヴ「どうやってたった二人で最上位ドラゴンを倒せたの?最後にみんなで倒した時は二人も死者が出たじゃない。」

ア「最上位無属性ドラゴン。主にブレスを主体に放ってきてたまに爪や普通の魔法で攻撃してくる。パターン性を掴めば回避は容易い。特に、ブレスを放つ直前に上から重りとなる物を落とせば口の中で暴発し相手にダメージを与えられる。耐性がかなり高くて、全属性耐性Ⅹ、無属性耐性Ⅹ、気絶無効にHP持続回復Ⅶまで持ってるからかなり強いんだけど、『凍傷』、『炎上』、『裂傷』、『破血』、『混乱』、『毒』『HP吸収状態』とかの状態異常で攻めていくと結構簡単に倒せるし、ギルド長の『一撃必殺』 『防御貫通』 『貫通耐性突破』 『結界貫通』 『吸収』を使って弱点を突くと結構削れる。左翼の付け根から心臓がある部分へ一突きするだけなんだけど。まあ、私がバフ、デバフを使ってかつ動けないようにしてたっていうのが大きかったんだろうね。」

エ「それだけじゃないさ。しっかりと聖魔道士(セントウィザード)として圧倒的な戦いをしてたじゃないか。六種同時発動なんて、初めて見たよ。」

ア「だって、一人じゃ絶対勝てない相手だもん。」

エ「道理であれだけの強化魔法が飛んできたわけだ。最後は複合奥義でトドメ刺したもんね。」

ア「まさかあそこまでの威力が出るとは。」

エ「半分も持っていけるとは思わないもんね。」

ア「とりあえずお開きでいっか。」

エ「別にいいけどなにかあった?」

ア「いいや。ちょっと用事を思い出した。それじゃあ。」

メ「そういえば、どこの高校に行くの?うちの高校だったら先輩として色々教えてあげるけど。」

エ「サンダルフォンとメタトロンと同じ高校ですよ。なんかアザゼルが『上を叩きに行こう』と言ってそこを選びました。調べてみると全国に分院が合計で42もある大型大学病院『清瀬大学病院』の院長の娘で理事長の孫である貴方がたが通っているということが分かったんです。恐らくそれに関係することなんでしょう。なにせ医療に関する部分は全て手放すと言ってましたから。」

メ「調べたんだ。じゃあそのまま清瀬大学に進学するの?」

エ「そのつもり、らしいですよ。因みに清瀬大学病院『本院』の横に1つ建物を挟んで清瀬大学があるじゃないですか。その間の建物を寿松木商事が買い取ったそうです。」

ヒ「詳しいわね。それで、貴方はどうするの?」

エ「どうもしませんよ。元々内は医療には手を出していませんので。投資する程度でしょうか?それでは済まないと思いますが。」

サ「先端技術産業の中でも半導体とナノテクノロジーに特化している椿楓株式会社なら巻き込まれても仕方ないよね。」

エ「そういえばこのギルドって侵攻されなかったの?」

ハ「ああ。イベントが個人戦だったり全員協力型だったりしたからな。」

エ「ふーん。」

                〈寿松木慶紀(アザゼル)目線〉

慶「本日はわざわざご足労頂き有難うございます。」

清「いえいえ、そんな堅苦しい挨拶や口調は結構です。どうぞ砕いて下さい。」

慶「ははっ、ではお言葉に甘えて。」

清「それで、本日はどういったご要件で私をわざわざ寿松木家の本家まで呼び出したんですか?」

慶「そう警戒しないで大丈夫ですよ。ちょっと商談、おっと失礼相談をしようかと思いまして?」

わざとらしくそう口にすると、苦笑しながら返事をしてきた。

清「相談ですか?協力できるかは内容次第です。」

慶「まず、こちらが調べたことについて間違っていた場合は訂正をして頂きたい。合計17件の医療訴訟をもみ消していますね。まあそれを公表する義務はありませんので良いのですが、週刊誌にリークされたら終わりでしょう。だからこの真実を知った国民の大半はおひれはひれを付けてとことんその地位を落としていくでしょう。でも、私は決して貴方がたが自分達の為に医療訴訟をもみ消したとは思いませんよ。全部国民の為ですもんね。約20の分院は地方で、近くの病院まで車で急いだとしても1時間〜3時間かかっていた所に作りましたよね。そこは赤字経営必須です。だからどの病院も手を出さなかった。しかし、貴方は違った。さらに、その地方で医者を志した人に清瀬大学病院へ行くことができるよう補助もしていましたよね。それは新規患者をすぐに治療し回復させることにつながる。その考えには大賛成です。なのでお願いがあるのですがよろしいでしょうか。」

清「お返事をする前に少しだけ。いやはや、流石ですね。まさかその事を知っていたとは。因みにどれも患者の勘違いにより医療訴訟へと発展したことを知っていますか?」

慶「ああ。本人たちにも確認を取った。その結果私の知識と貴方のところの医者が下した判決は間違っていなかった。だからあのまま進んで医療訴訟に繋がっても負けることはなかった。でも、訴訟された、という噂話が地方でどういう噂になるかわからない。だからもみ消した。そう思っていましたが?」

清「間違っていませんよ。私ども一族のモットーは、病死を減らすことですから。」

慶「さすが一族経営だ。」

清「1つ質問です。お願いを引き受ける引き受けないの前に、内容を聞くことは可能ですか?」

慶「是。では説明しましょう。今後寿松木商事は医療に関する一切の事業から手を放します。そこを貴方がた清瀬大学病院に吸収合併して頂きたい。勿論人材はそのまま清瀬大学に引き渡します。勿論本人たちの希望も取ってね。一度退職金は払うつもりだよ。」

清「何故、そのようなことを。」

慶「まあ待って下さい。ちゃんと説明するので。吸収合併後、AB型のRhマイナスに適応する肝臓をドナーバンクでも何でも良いから探してくれ。私はやり方を変える。」

清「肝臓ですか。Rhマイナスとなるとそうそう見つかりませんよ。肝臓なら自力再生するので一度悪い部分を切除し再生を待つというやり方がありますが?」

慶「恐らく肝癌。」

清「恐らくということは検査はしていないので?」

慶「ああ。本人は隠しているつもりなんだろうがな、初めて無力感を味わったよ。なんですぐ気付けなかったんだろうって。時折腹部を押さえる仕草、日に日に食事の量も減っていった。一月に一回夜をともに過ごしてたんだがな、最近はというかここ一年間は受験であまり触れ合う機会もなかった。それに時折息苦しさも覚えていたんだろうな。他詳しいことは本人に聞かないとわからない。」

清「確かに肝癌の症状と一致しますな。しかし、その症状を聞く限りいまから治療すれば大丈夫だと思いますが?」

慶「私もそう思うよ。でも最悪の事態を考えないと。2箇所以上に癌ができてる場合だよ。」

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