EP21:『鍛冶スキルが無いなら錬金しちゃえばいいじゃない』
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11/19修正しました。
現在僕とクレンは火の大都市フレイムゾーンの中央部にある火山を登った所にある鍛冶場に来ている。
理由としては『鍛冶スキルが無いなら錬金しちゃえばいいじゃない』という言葉がこの世界にはあるからだ。
〈超賢者の石LV99〉を錬金して武器や防具にしてしまおうとの事だ。
許可がないと入れないので冒険者ギルドで許可を取って来た。(クレンが)
道中は(一応)街の中だから魔物はいなかった。
「ハルト、あの鍋を出してくれ。」
「うん、〈絶対空間〉」
あの鍋とはクレンの小屋にあった巨大な鍋の事で僕が〈絶対空間〉で運んできた。
僕はクレンの目の前に巨大な鍋を出した。
「まずはこの超賢者の石のサイズがでか過ぎるからカケラをとる為のツルハシを作るのじゃ。」
クレンは鍋に素材をぽいぽいといくつか入れ、鉄で出来たツルハシを入れた。
「ふぅ。オリハルコンの出費は大きいのしゃが超賢者の石の為じゃ。」
そう言ってクレンは惜しむようにオリハルコンという鉱石を入れた。
「〈錬金〉!」
ボフン、と鍋から煙が上がって中に入っていたのはオリハルコンで出来たツルハシ、オリハルコンツルハシだった。
そのオリハルコンツルハシをクレンは使い超賢者の石の一部をとって僕に渡した。
「まずはハルトが錬金するのじゃ。ハルトが作った素材じゃからな。それとここで錬金すればスキルが手に入れられるかもしれん。頑張るのじゃ。」
「やってみる。」
僕は教皇にもらった籠手
性能はこんな感じだった。(図鑑で確認した。)
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〈聖なる籠手LV10〉
攻撃力+1000
聖属性
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「〈錬金術〉!」
〈聖なる籠手〉と〈超賢者の石LV99〉を鍋に入れた。
あれ?このスキルって意外に異世界ファンタジー感ある?
そして出来たのが、
色の変わった籠手だった。
超賢者の石どこ行ったの!?