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EP11:どうやら言葉は通じるのに文字は違うらしい
新章です。
章タイトルは章の終わりにつけます。
ブックマーク、評価ありがとうございます!
11/19修正しました。
神殿を降りてしばらく歩くと街が見えて来た。
ひとまずお金も(10万円分)あるからこの街に滞在することにしようと思う。
「おい止まれ。身分証か銀貨5枚を出せ。でなければこの街、『火の大都市フレイムゾーン』には入れられない。」
「ステータスプレートでいいかな?」
「そんな高価なものを持っているのか?」
ステータスプレートは高価なようだ。
「これのことでしょ?」
「ん?この国の者じゃないのか。書かれている文字がこの国の者ではないからな。正直俺には何処の国の文字かはわからない。だから悪いが銀貨1枚でいいから出してくれ。これも仕事なんでな。」
「わかった。」
僕は袋からお金を出して渡す。
「あぁ。通っていいぞ。」
どうやら言葉は通じるのに文字は違うらしい。
ならどうして教皇は読めたんだろう?
…多分過去の勇者とやらに教えてもらったと言うのが一番ありえそう。
そんなことを考えながら僕は『火の大都市フレイムゾーン』に入ったのだった。