<始まり>
初投稿ですものすごく短いですがこれからゆっくりと投稿していきます。
早朝剣を振る音が聞こえる。小さな少年が剣を振っていた。
「俺はいつか勇者になるんだ」
勇者になると言っているこの7歳の少年、美しい金色の髪に、紅い瞳を持つ美少年。名をライズ、ライズ・ソードマーズ。ライズの言う勇者とは、この国に、2人しかいない英雄的存在だ、剣に選ばれ、民に慕われ、武に長けたいわゆる超人。そんな勇者になりたい、それがライズの夢だ。
「絶対勇者になってみせる!」
ソードマーズ家、聖王国アールマディアその王家に仕え、王家の剣と言われている家。特殊貴族、アールマディアに四家あり、そのどれもが何かしらの役割を持っていた。ソードマーズは、剣の役割。その他の特殊貴族の話はまた今度にしよう。そしてライズはこの家の二男坊、元気で明るく人当たりのいい性格だそして剣という剣が大好きだった。
鍛錬が終わった後ライズは軽く風呂に入り朝食をとりにいく。
「今日の朝食はなんだろう?」
ライズは7歳にしてはよく食べる方だそれもそのはず毎朝鍛錬を積んでいるのだお腹も空くというもの。食事室に着くと、三人の人物がいた。
「ライズ今日も鍛錬頑張ったわね」
優しく微笑む綺麗な金髪碧眼の女性、ライズの母リーナだ。
「ライズはよく頑張るなさすがは俺の子だ!」
この堂々とした黒髪紅瞳の男性ライズの父ライド、この家の当主でこの国トップクラスの剣の使い手だ。
「ライズ!早く食べよう!冷めてしまうぞ」
このいかにも食べ盛りな少年は11歳ライズの兄黒髪碧眼のライズにも負けない美少年名をランズ。この面々がライズの家族構成。この後家族で朝食を楽しんだ。
ライズは王立聖騎士学園初等部2年生だ。初等部は、4年間で卒業となる。今日も教室に入ると友人に迎えられる。
「よお!ライズ!」「おはよう、ライズ」「おっはーライズ君」