#1 いきなり王道!
携帯の目覚ましがなっている事に気が付き目を覚ます。
アラームを止め時間を確認すると8時を過ぎていた。
急いで起き上がり洗面台に向かう。
するとドアに鍵が掛かっている。
姉と2人暮らしでたまに鍵をする癖がお互いにある。
いつもの様に爪を使い鍵を開けた。
すると目の前にはお風呂上がりの女の子がタオルで拭いているではないか。
『あれっ?』
そこにいるのは姉ではないはじめての事に驚き少し固まる自分をいつまで見てんだと言わんばかりに睨みながらタオルで隠す彼女。
『いつまで見ているつもりですか?』
あっ言ってきた。
驚きのあまりドアを閉めるという行為を忘れてしまっていた。
『ごめんなさい』
すぐにドアを閉めようとすると。
『キャーーー!!』
悲鳴を上げたのは目の前の彼女ではなかった。
もちろん自分ではなかった。
後ろを見るとそこには幼馴染の女の子だった。
『何してるの?犯罪!?』
『全然ちげーし』
『すごい動揺してるじゃない!?普段そんな言葉遣いしないもん』
と2人が言い合っていると。
『そろそろ学校に行かなくて平気ですか?お話は学校が終わったらしますので』
2人は一旦落ち着いて目を合わせ頷く。
『『はい』』