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IRINA ~半分魔女の少し強すぎる女の子の物語~  作者: 中山果歩
Go back in their time編
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夢の痛み

お久しぶりです( ´ ▽ ` )ノ

「だからなんなんだ?あそこに帰ったら危険なことぐらい君にも分かるだろ?」

「いろいろ整理したいことがあるだけよ!」

この頃こんな感じだ。些細なことでケンカばかりするようになってしまった。アレキサンダーは頭をかきむしり、ため息をつく。

「俺が取りに行くからさ...」

「それじゃあ、ダメなの。」

再び口論が始まる...








「朝から変な夢を見させないでよー。」

「ごめんなさい。でも結構重要で...」

アリスはあたしの頭の上でペコペコと謝ってる。

「なんであんなにケンカするわけ?どちらかといえばあいつがイラついてる感じだったけど。」

「うん...そこもイマイチ分からないのよ。」

「お互い好きなのに、ケンカするの?」

「うん...」

よく分からん。大人になるほどどんどん複雑になっていくのかな~?

....あっ、あたし大人にならないんだった。

「というか、イリーナの思ってる好きってなに?」

「え?一日に何回もキスすることかな。」







「おはよう。」

部屋を出たところでオリオンに会った。

「あっ、オリオンおはよう~。」

「アリスもおはよう。」

アリスはオリオンにぺこりと挨拶をする。

「アリスがいるってことは、夢はまた再開したみたいだな。」

「うん、最近ケンカばっかりしてるの。」

上からハハハとアリスが気まずそうに笑ってる。

「そうだ....あのや...ジョーカーの職業の話だけど、大体絞れたぞ。」

オリオン、今あの野郎って言おうとしたな。まあいいや。

「ホントですか?」

「ああ、でもちょっと血生臭い話だからな。爽やかな朝を汚すわけにはいかないだろう。昼にどうだ?」

なに?ウズウズしながらワッフル食べろってこと?

「くくく...残念だったなイリーナ。話が気になって今日のワッフルの味は感じなくなるぞ....」

オリオンはそう言ってあたしの髪の毛をぐしゃぐしゃっとした。

「も~。」

あたしの仏頂面を見てオリオンは笑い、自分の唇をあたしのおでこに押しつける。



おばちゃんの話によるとこういう風にするのは、家族である印なんだって。初めてオリオンにやられた時はショックが1時間ぐらい抜けなかった。今は慣れたけど....。

「よ~!イリーナ!」

ブラットはハムを豪快に食べているところだった。

あれからブラットは、少しずつ回復して自分の現実を受け入れていった。今ではそれをギャグにできるくらいだ。

「おはようイリーナ。」

パトリックがあたしに笑いかけた。

同じ男なのになんでこんなに違うのかが疑問だった。パトリックは上品なのに比べて...ま、仕方ないか。

「ブラット、ショーンは?」

「ふぁだふぇてぇふぅ。」

「はぁ~?」

「ごくっ...まだ寝てる。」

そっか。

「イリーナ、またアリスの記憶は見たの?」

パトリックは頑張って笑いを堪えてたのか、頬がピクピクしてる。

「うん、ケンカばっかりしてる。」

「へぇ...そろそろ結末に近づいてるのかな?」

「そうなのアリス?」

右上にプカプカ浮かんでるアリスの方向を見た。

「ええ。あと二回目ぐらい寝たらね。」

「それって痛かったりする?」

「...ええ。」

「記憶の中で痛みとか感じるの?」

パトリックは不思議そうに聞いた。

「うん。冷たさとかも感じたから。」

「そっか。大変だねイリーナ。」

あたしはさっきのアリスのようにハハハと笑い、チーズのサンドイッチを頬張りだす。


そうだ、今日はエリザベッタの店での手伝いの日じゃん...








「イリーナ、眠そうね。そこで寝たら?」

リンジーがあたしを覗き込んで言う。

「うーん、寝ても大して変わらないし前に寝て起きたら嫌なやつがいたこともあるから大丈夫。」

あたしはリンジーとナターシャにしか聞こえない声でささやいた。

「嫌なやつね....今もいるのかな?」

「ストーカーしてるならいるんじゃないかしら。」

三人で顔をしかめた。

「でも眠いな~」

あたしはふぁぁぁっとあくびをした。

「寝ちゃいなさいよ!まだ開店時間じゃないんだから!」

裏からエリザベッタが叫んだ。

「いいの?」

「まあ、エリザベッタさんもそう言ってるし寝れば?」

「うん...」

私は机に突っ伏した瞬間に意識が飛んだ。




ズズズッー、ズズッ、ズズーー、


おかしい。これは記憶じゃない。いや、記憶が見れてないだけ?目の前の物は真っ暗でたまに白い線が通り、そのたびにズズッと音を出す。

ちょっと待ってよ。アリス、こんなの見せるなら寝かしてよ!

「ズー....あ....た.....は....!!ズズッ....な.....で?!」

アリスが何かを言ってる。誰かに向かって。口が動いているのだけれど、自分でも何を言っているのかは分からない。目の前の誰かも男....?それすらも分からない.....

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

いきなり体中に痛みが走り、"あたし"は絶叫した。今までにない痛み。

何回も体を貫く。その度にまた叫ぶ。


.....



やめて、



"あたし"を.....!!!!!!!












不意打ちでよくわからないですよね展開が(笑)

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