表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
IRINA ~半分魔女の少し強すぎる女の子の物語~  作者: 中山果歩
Go back in their time編
63/66

土下座

すごく短いです^^;

「だから、タバコは吸うなって。」


ちっ。タバコ取り上げられた。


「返してよ。あたしのタバコ!」


掴みかかったけど、あいつの方が圧倒的に早かった。


「子どもがタバコなんて吸うもんじゃない。」


「こっ...子どもじゃないもん!てかあんたが吸いたいだけじゃんか!」


「俺は体は23なの。一応大人なの。分かる?」


あいつはタバコをふかした。マジムカつく。


ここは違う酒場。あたしについて来たの、このやろー。


「なんでついて来たわけ?」


「君がおかしなことしないためだよ。」


いや、あんたの方がよっぽど変なことしてるだろ。人殺したり....あっ、こいつ人殺しだった。すっかり忘れてたわ~。最近アレキサンダーのイメージが強すぎて。


「おかしなことって....別に何もしてないじゃん。」


「タバコ吸ったり、酒飲んだりってことだよ。」


周りのどんちゃん騒ぎがさっきの店に負けず劣らず、めちゃくちゃうるさい。


「イリーナ?」


「なに?」


「恨んでる?...俺のこと。」


...は?意味分からん。声にはそうでなくて欲しいという気持ちがにじみ出ていた。



「は?」


「恨んでない?」


あいつの顔の筋肉が緩む。


「いや、恨むってなにを恨めばいいの?」


「....俺が小さい君をあそこへ連れて行ったんだよ?..ドゥンケルハイトに。」


ああ、そういうこと。


「考えたことない。そんなこと。」


「本当...?」


あたしは立ち上がった。さっさとこいつから離れたかった。酒臭い奴らをすり抜けて、入口に向かう。


でも入口にはあいつがすでに立ちふさがった。


「帰りたいの。」


「そう...?」


「そう。」


あいつは案外あっさりと退いた。あっさりすぎて気持ち悪い。なんか企んでる?


外に出た瞬間、澄みきった空気が私の体内をきれいにした。


「タバコ吸っちゃダメだよ。お酒もね。」


はいはい。分かったよ...。






ブラットは城に全速力で走ってきて


「イリーナに殺される!!」


と叫んでたらしい。あたしはもう怒りなんて消えてたけど。


帰ってきたらブラットがあたしに土下座してきたからびっくりした。


「ごめん!!!」


えっえっなに?


「だってイリーナマシで怖ぇんだもん!」


そんなこと言われても....まあいっか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ