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IRINA ~半分魔女の少し強すぎる女の子の物語~  作者: 中山果歩
Go back in their time編
58/66

指輪

“あたし“が外を出ると、森には木漏れ日がさしていてとても美しかった。小鳥が鳴いていていろんな動物が辺りを駆け回っている。白いうさぎが“あたし“を見つめている。“あたし“はゆっくり近づいてみたらうさぎも“あたし“に寄ってきた。手を伸ばすとうさぎが“あたし“の体にすり寄ってきた。

かわいい、、!思わず笑った。周りにはリスや鹿、妖精もいる。

『おはよう。よく眠れた?』

後ろからアレキサンダーの声。

動物たちが一斉に逃げ出した。

『おはよう。』

“あたし“が振り向いて言うと彼は笑った。彼はかばんを持ってる。

『まさか、、着替えを?』

彼はなにも言わずに“あたし“にかばんを渡した。かばんを開けると、“あたし“の服も入ってた。

『ごめん、、、下着は、、、』

彼は言いづらそうに言った。あえてその先は聞かないことにした。

かばんをガサガサやると一着だけ見覚えのない服がある。

聞くまでもなかった。

『買ったのね⁈いいのに‼』

『ダンク祭の服ないでしょ?』

彼は予想した上で言葉を考えてたみたいだった。“あたし“は言い返せなかった。

『君の趣味かは分からないけど、、』

出してみると薄い青のキラキラしたドレスだった。彼は“あたし“の反応をうかがってた。

『キレイ、、、』

あたしはつぶやいた。

『本当?』

あたしが気にいるか相当心配してたみたい。

『うん、でもありがとうとは言わないわ。だって頼んでないもの。』

彼はまた笑った。

『こっちはアダマースだけどあっちに行けば違う町に行くんだ。夜に行かない?昼間は日光強いから。』

『いいけど、、、今は平気なの?』

“あたし“は彼の顔に普通に日光が当たってるのが気になった。

彼はあたしに近づいてきた。それもニヤつきながら。

『教えてあげるよ。俺ね、今やってる仕事の特典で日光をはね返す指輪つけてるんだ。』

彼は左手をみせた。中指についてる指輪の石は見る角度によって妖しく色を変えた。

『まあ、着けててもまだ日光が気になるんだけどね。』

彼はそう言って“あたし“の手を握った。彼の手は氷水のように冷たくて、“あたし“は一瞬手を引いてしまった。彼はそれに気づいてしまった。ゆっくりと手を離した。

『ごめん。』

彼は少し悲しそうな顔をした。

『ちっ違うの!少し驚いただけ!人に手を握られたことなんて無かったから、、、』

“あたし“は慌てて弁解した。でも彼が“あたし“の手を握ることは無かった。

『、、夜楽しみにしてるね。』

彼は立ち上がり部屋に戻っていった、、、





起きた。ミアーナはもういなかった。

『アダマースって確か、、、』

『アダマースは私の生まれた町よ。』

アリスはあたしの上でぷかぷか浮いてた。

『いや、アダマースってさどっかで、、、』

あたしは思い出した。

『あいつに連れてかれた場所‼』

あたしがふれんちとーすと食べた場所だ。

『ええ、、、私のいたところはもっと奥だけど。』

アリスが言った。

『なんであいつ、あたしを連れていったわけ⁈』

『多分、あなたと私を重ねてるから。彼。』

迷惑。

『話題変えよう、、、日光はね返す指輪ってさ、最近の物じゃないの?パトリックが言ってた。』

『えっ⁈そうなの⁈』

アリスは目を見開いた。アリスはなんでも知ってると思った。

『知らないの?』

『私、調べたいことはある程度調べられるけど指輪については興味が無かったから!』

アリスはまだ驚いてる。

『あいつの職業って何?』

あたしはあいつの職業なんて想像できない。

『わからないわ。私も死んでから調べたんだけど、手がかりが無かったの。でもこれで一つ手がかりが見つかったわ!』

アリスがこんなに興奮するなんて。

『50年も前なのに、なんで最近の物があの時存在したのか。』

アリスは普通に言ったけどあたしは聞き捨てならなかった。

『ちょっ、、ちょっと待って!あんたって50年も前の人なの⁈あいつなんて全くかわってないじゃん‼』

『当たり前でしょ?彼ヴァンパイアだもの。』

『長く生きるのは知ってるけど、年をとらないの⁈』

『ええ、永遠にね。』

マジか、、、

『でもアリスだって、、、』

アリスはあたしの言葉に複雑に笑った。

『私のことはそのうちに分かるわ。』

アリスはそれだけ言った。

ふと振り向いたらギョッとした。


オリオンが起きてた。

『君らの話し声で起きちゃったよ。』

オリオンは眠そうな声で言った。

『あっ、、ごめん。』

アリスと2人で謝った。

『まあ、面白い話も聞けたからな。最近の物が50年も前に存在してたとかな。』

オリオンはあくびをした。

『調べてみるよ。もしかしたら政府が関わってるかもしれない。』

オリオンは立ち上がりながら言った。

『分かった。よろしく!、、、ってかどこに行くの?』

『ん?いつまでも女王様の部屋にいるわけにも行かないだろう?』

そう言ってオリオンはそそくさと部屋を出た。

『んが~‼‼いやー、よーく寝た‼やっぱ女王の布団は違うな~‼』

ブラットが今日もでかいモーニングコールをしたせいでパトリック以外の人も起きた。

『あんたさ、そのモーニングコールやめな。』

あたしはブラットに言った。

『うーん。眠い、、、』

ナターシャは目をこすった。

『なあなあなあ‼今日よぉ!外行かねぇか⁈最高の木登り日和じゃねえか‼』

朝から元気だね。あんた。

『どうする?』

あたしはみんなに言った。

『おいら、、行く、、』

そう言ってショーンはこくりと寝た。

『そうね、、、いい天気だしね、、』

リンジーも寝ぼけてる。

『公園にでも行く?』

あたしは言った。

リンジーとナターシャは少しして頷いた。



なんで公園なんて行こうとしたんだろう。公園になんて行かなければ、、、





次回、衝撃の事実が、、、!

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