あたしたちVS新ジョーカーとキャビテ2
『狼人間ん~?パトリックのパワーアップ版?』
『まあそうだけど、体の皮膚が強すぎて外からじゃ効かないの‼』
マジか。
『魔法も効かないの?うぉっと‼』
なんか飛んできた‼避けたけど。
『そもそも白魔法は防衛しかできないわ‼』
うっそー‼そうなの⁈
『じゃあこれでどうだ‼』
あたしは腕の銃を撃った。新ジョーカーの腕を銀の腕はつかみ、鉄の塊になりあいつの自由を奪った。
『くっ、、、‼』
どうやら狼人間はヴァンパイアみたいに力持ちじゃないみたい。
今度は足を狙って撃った。腕はあいつの足首をつかんだ。
あいつは倒れた。重さで立ち上がれなくてジタバタしてる。
『どうする?こいつ?』
あたしは聞いた。リンジーは傷だらけのショーンを連れながらこっちにきた。
『多分、もう襲ってくることは、、、』
リンジーがそう言いかけたとき、2人で口をあんぐりと開けた。
新ジョーカーは手足についた塊を上手く利用し、むくりと立ち上がった。
『あ、、、やばい、、、、』
あたしはつぶやいた。
あいつは鉄の塊をあたしたちに向け、タックルしてきた。
『きゃあっ‼』
あぶねっ‼あれまともに食らったら体が粉砕するっ‼
『リンジー!ショーンを避難させて!あたしがなんとかするから!』
リンジーは頷いた。でも銃が効かないからな~。
『うわっ!』
また攻撃してきた。今度は鉄の部分がわずかに肩に当たった。
『いっ、、、たぁっ、、、』
当たったのはわずかなんだけど、これがかなり痛かった。痣できるわ~!
再び襲ってきた。あたしは避けながらも後ろに回り込み、塊がついてない腕に飛びつき、顔を殴った。
『ぐっ‼』
よし‼ヒット、、、
『このガキ‼』
あたしも顔面にあいつの拳をまともに食らった。
『ぐはっ‼』
鼻が変な形に曲がった気がする。鼻血もダラダラ出てきた。
『でベー‼(てめー‼)』
あたしはあいつから落ちて地面に倒れた。
あいつは足についてる鉄の塊であたしを踏みつけようとした、、、
『イリーナ‼』
あたしを呼ぶ声と同時にあいつの頭が鉄の棒で思いっきり殴られた。
『ぐっ‼』
あたしはそのすきに避けた。
ナターシャが鉄の棒を持っていた。
『なだーしゃっ‼ありがどう‼(ナターシャ‼ありがとう‼)』
『イリーナ、大丈夫⁈』
『だいじょぶ!』
あたし相当ひどい顔してるんだろうな。
ナターシャはあたしに鉄の棒を渡した。
『すぐ近くのパイプを抜いてきたの!』
ナターシャはニコリとしながら言った。
『よじ!じゃあいぎまずが‼』
あたしはそう言って鉄の棒であいつの顔を殴った。
あいつは避けた。でも避けたときバランスを崩しあいつは再び倒れた。じたばたしてる。
『よじっ!なだーじゃ!どどめをどうぞ!』
あたしは言った。
『とどめ?私が?』
『うん!がおをやっで!』
ナターシャは覚悟を決めたみたいだ。
ナターシャは頷き、あいつに近づいて棒を大きく振りかぶり、あいつの顔に思いっきりぶつけた。
あいつの顔はぐにゃって感じで歪んだ。
それ以降、あいつは息はしてたけど動きはしなかった。
『これは、あなたに働かされた子供たちと捕まった奴隷たちの分よ。』
ナターシャは言った。
『、、、イリーナはさっきいなかった知らないだろうけどね私、貴族なの。』
『ぶぞー!ぞうなの?(うそー!そうなの?)』
『ええ。私ね、勉強もできなくて顔もブスなの。だから無理矢理顔は変えさせられたの。
頭はどうしようもないからいつもお父様、、、父親にお前はどうしようもない人間だって言われてたのよ。貴族はね、顔と頭が全てなのよ。だから私はいつも私に価値なんてないんだって思って生きてきたのよ。』
なんて父親だ。最低。
『でも、、、私今回みんなといて思ったのよ。私も、、まだ少しだけ価値があるのかなって。私はあなたやブラットみたいに強くない。リンジーのように魔法を使えるわけじゃない。でも、、みんなは私を受け入れてくれた。それがすごく嬉しくて、、、。今回だってなにか大きなことをした訳じゃないけど、、、』
『なにいっでんの。あんだあだじをだずげだよ。』
ナターシャはキョトンとした。
『あだじをだずげだ。じゅうぶんだよ。みんなもぞういうよ。』
ナターシャは泣き出して、あたしに抱きついた。
『ひぃく、、、イリーナー‼』
なっ泣いちゃった。あたしなんかした~⁈
『イリーナ‼ナターシャも‼倒したのね⁈やったー‼』
リンジーも抱きついてきた。
すごく居心地がよかった、、、
『あれっ?おどごどもは⁈』
あたしは思い出した。
『あっそうだ‼行かなきゃ‼』
リンジーが言った。
三人で走り出した。
『大丈夫‼こっちも終わったわ‼』
ニコールがこっちに笑いかけた。
ノーランもニコールの近くで笑いかけた。
『ノーラン!無事なのね!よかったー‼』
リンジーはノーランに抱きついた。
オリオンは横たわってる。
『どうじだの?おりおん?』
『おめーのほうがどうしたんだよ。』
生まれて初めてブラットにまともに突っ込まれた。ブラットも結構怪我してる。
『オリオンはかなり強力な黒魔法をかけられてたみたいだ。大丈夫。命に別状はないから。』
パトリックが言った。パトリックは切り傷が多い。
『あっ‼ショーン‼安全な場所に避難させてて、、、』
リンジーが言った。
『大丈夫よ。ここにいるわ。』
ニコールの指さす方向にショーンが寝てた。
『ショーン、ものすごく抵抗してたのよ。私も応戦したんだけど、、、』
リンジーはつぶやいた。
『そっか~お前よくやったな~‼』
ブラットは怪我をしてるショーンをびしびし叩いた。
『ちょっと‼ブラット、、、‼』
ナターシャがブラットを止めてるあいだに、あたしはノーランに緑色の薬を鼻に塗ってくれた。
はぁ、、、スッキリするわ~。
『あっ、ジェイミーは?タケシは?ダニーは?』
あたしは鼻が治ってから聞いた。
『、、、ジェイミーは無事だ。連れ去られるときになんとか脱出したみたいだ。ダニーとタケシは、、、分からない。』
ノーランは言った。
『そう、、、。』
あたしは力なく答えた。
『しばらくここで休みましょ。みんな、ありがどう‼』
ニコールが言った。
全員その場に倒れた。
それは全員が女王軍に救出されたときに行われた。
"ジョーカー"は虫の息で起き上がろうした。
『、、、ずいぶんと派手にやってくれたな。アイリーンまで使いやがってな。"ジョーカー"さん。』
黒いコートの男が"ジョーカー"に近づいた。
『、、、おまえ、、、ガキの、、、』
『違うよ。俺はあの子たち好きだけどね。それにしても、バカバカしい嘘だな。"ジョーカー"?ふっ。お前は"ジャック"だろ?しかもその他大勢の手下に近い"ジャック"。』
"ジャック"は歪んだ顔の中に衝撃の色を浮かべた。
『おま、、え、、、なにもの、、、』
『馬鹿だな。見え透いた嘘を。、、、』
"ジョーカー"は"ジャック"の髪の毛をつかんで持ち上げた。
『俺はジョーカーだ。』
その瞬間、男の絶叫が全てを切り裂いた。
数時間後、女王軍は主犯格の連行にやってきた。
アイリーンという女は連行されたが、主犯の"ジャック"は見るも無残なすがたになっていた。そして手錠で捕まってたと言われる、"ジョーカー"もいなかった。




