罰則部屋
2人でプリプリ怒って階段を降りた。
『ホント、、、!なんなの?オリオンたちのためじゃなかったら、、、!』
リンジーが言った。
リンジーの言う通りだ。でもオリオンたちのためだ。
2人であいつの存在は無視しようと決めた。
『ここだよ。罰則部屋。』
扉を開けようとした。でも開かない。
『おっかしいな、、、ここ鍵なんて、、、』
『待って!呪文で開ける。』
リンジーがそう言って、ズボンからあのノートを取り出した。城についた夜に返したのだ。
パラパラとめくり見つけたみたいだ。
『y¥&ib&""&』
扉からガチャリと音がした。
『上手くいったよ‼』
『ホントすごいねリンジー‼』
リンジーはニッコリ笑った。
でも開けた瞬間、2人から笑顔が消えた。
いたるところから唸り声や泣き声が聞こえてくる。
『、、、行こう、、、』
狭い通路のすぐ近くに檻がある。
あたしが先頭で行った。すぐ後ろからリンジーがいてあいつがその後ろから。
あたしは銃を手に持った。
『うっ、、、うっ、、、』
『エドワード、、、カーリー、、、』
ここにいるのは奴隷の人かもしれない。
そう思ったときだった。
『きゃぁぁぁぁ‼』
リンジーが叫んだ。
『お願いだ‼あんたら侵入者だろ⁈連れてってくれ‼妻を探したいんだ‼頼む‼』
男が檻からリンジーの腕をつかんでた。
『あっあの、、、私、、、』
リンジーは恐怖で固まってる。
ジョーカーがリンジーから男を引き離し、男を蹴って吹っ飛ばした。
男は壁に叩きつけられた。
『、、、頼む、、、妻を、、、』
男がすずめの息でささやいた。
『、、、奥さんの名前は?』
リンジーは震えつつ男に聞いた。
『、、、デイジーだ、、、』
男は言った。
『デイジーさん、、、探しておきます。』
リンジーが言った。
『待ってくれ‼俺も息子を‼』『あたしも夫が‼』『俺もだ‼』『私も‼マイケルと言うの‼』
さっきは死んだような人が一気にあたしたちに手を伸ばした。
『待って‼ストップ!ストップ!静かに!』
バレる!でも静まらない。
あたしは天井に銃を向け、一発撃った。
とたんにみんな怯えて下がった。
『静かに!じゃないとバレるから!いい?
あたしたちはしなきゃいけないことがあるの!でも、、、でも絶対助ける‼みんなを解放するから‼』
『そんなことできるわけ、、、』
あいつの話が終わる前にあいつに銃を向けた。
『黙れ。』
あたしは手短にそういった。
『信じていいのか?お前たちは来るのか?』
誰かがそう言った。
『信じてください。』
リンジーが言った。少し沈黙が続いた。
『信じるわ。あんたらを。』
おばさんの声がした。
『あんがと。』
あたしはそう言い、また歩き出した。
『この先にすごく広い空間があるんだ。オリオンたちはそっちかも。』
あたしは歩きながら言った。
『てか、後ろの奴が知ってるんじゃない?』
リンジーが言った。
あいつは黙ってる。
『みんなはどこ?』
あたしはあいつに聞いた。
『知らないよ。俺は直接計画に関わらない。』
あいつは言った。
『匂いで分からないの?』
リンジーはイライラしてる。あいつは黙ってる。
あたしは止まった。
『分かるの、、、?匂いで、、、?』
あたしは振り向いて言った。
あいつはまだ黙ってる。
『そうなら早く言ってよ‼』
あたしはあいつにキレた。
『匂いで探してなんて言われてないから。』
ガキの言い訳か⁈
『じゃあいますぐ探して‼』
リンジーも言った。
『じゃあ、、、約束守ってくれる?、、、なんでも言うこと聞くって?』
あたしはリンジーと顔を見合わせた。
でも仕方が無い、、、約束だから、、、
『いいよ。何?』
リンジーが言った。覚悟を決めろ。
『俺に銃を向けないで。』
、、、はっ?
『それだけ?』
あたしが聞いた。
『ああ。結構傷付くから。』
あいつは微笑を浮かべながらそう言った。
『、、、分かった。それだけなら。』
あたしは同意した。
『ありがとう。』
あいつは微笑み、先頭に出てきた。
『ついてきて。』
と言って歩き出した。
『なんなの?』
リンジーが口パクで聞いてきた。
『しらん。』
あたしは答えた。
『あいつなんなの?』
『しらん。』
口パクでそんなやりとりをしてた。
『ここがイリーナが言ってた、、、?』
リンジーが言った。
『そう。でもなんにもないね。』
あたしが言った。
あいつはウロウロしてる。壁を触ってる。
『あいつらはこの先だ。』
急にあいつが壁を指さして言った。
『基地と同じね。』
リンジーがつぶやいた。
『こんにちは。お元気?』
聞き覚えのある女の声がした。
ブロンドの髪に毛皮のコート、、、
『アイリーン!』
リンジーが叫んだ。
『うふふ、、、私の名前知ってるの?嬉しいわ、、、なんでここに来れたのかしら?ここは"孤児院"だからアージュドールがいるなんて分からないはずだけど。誰かに教えてもらったのかしら?』
『白々しい!あいつがジョーカーだって知ってるくせに‼』
リンジーが叫んだ。
『さあ、なんのことかしら?でも、、、あなたたちが彼らを助けるなら見過ごす訳にはいかないわね、、、』
そう言ってアイリーンはブツブツつぶやき始めた。
すると両手の爪がどんどん伸びてまるで刃物のようになっていった。
リンジーは息を飲んだ。
『あんたさ、邪魔しないでね。』
あたしはジョーカーに向かって言った。
『うふふ、、、"裏切り者"のことも"キング"に報告しなきゃ。』
ジョーカーにそう言った。
『いい度胸だね。』
あいつはそう言って怒りよりも恐ろしい笑みを浮かべた。
『報告の内容忘れるくらいぶっ飛ばすからご心配無く。』
あたしは銃を両手に持ち直した。
イリーナ&リンジーVSアイリーン。
結末は?




