表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/66

潜入したけど、、、

全員早歩き。理由は単純。みんなあいつに関わりたくないから。

『あそこなら何年も住んでるから任せてよ!』

早歩きしながらあたしが言った。

『てかさ、、、』

リンジーは息を大きく吸った。

『それならあいつ連れてこなくたっていいじゃないっ‼』

リンジーは叫んだ。

『いえてる。』

あたしはつぶやいた。

『それによ、あそこに強い奴らがいるのかわからないな。』

ブラット、速過ぎじゃ。

『うん、あそこのおっさんもおばさんも弱ぇもんな。』

ショーンはみんなの二倍足を動かしてる。

『ショーンが言うなら本当なんだろうな。』

パトリックが言った。

『あっあそこだよ。』

あたしは灰色の建物を指さした。つい一ヶ月くらいまでいた"家"。

『みんながいるのは多分地下だよな。ほら、罰則部屋。』

ブラットがあたしに言った。

『罰則部屋?』

ナターシャの顔がこわばってる。

『おお、俺は三回ぐらいはいったな。』

ブラットが言った。

『ジジイとババアにいたずらしたときに入れられたんだよ。背中にムチ打たれたり針山に手置かれたりとかよ。痛かったな~あれは。』

普通に言ってるけどショーンとあたし以外は顔に恐怖の色が浮かんでる。

『あたしは入ったことないけど、なんであそこだと思うの?』

『あそこよ、でかいんだよ。やたら。それに脱出とかできねえしよ。なんでか分からねえけど。』

『まああり得るかもね。』

ナターシャが言った。

『正面から行くのは危険だから壁から行こっか。』

あたしはここの白い壁を見ながら言った。



『一応上手く入ったな。』

パトリックが言った。ここはあたしがダニーたちに会った裏庭だ。

『ねえ、やっぱり奴隷たちとか子どもたちも助けない、、、?』

ナターシャが言った。

『ごめん。時間がないのは分かってるんだけど、、、。』

『おいらも助けたい。友達もいるもん。』

ショーンが賛成した。

『そうね、、、まあ強い奴がいてもオリオンたちが解放されれば、上手くいきそうだもんね、、、』

リンジーが考えながら言った。

『よし、助けよう。子どもに支持があるならブラットは子どもの説得に行ってから、オリオンたちを助けて。』

あたしはブラットに言った。

『おう!』

『子どもの説得と奴隷の解放ってそんなに人数いる、、、?』

あたしはパトリックに聞いた。

『うん、奴隷が普通の人間だってことを考えて大して強い奴はいないだろう。でも念のため3人3人で別れよう。で、あいつは、、、』

パトリックはジョーカーを睨みつけた。

『オリオンたちの救出に行かせるのは危険だから、子どもの説得に。』

と言って言葉を切った。

『ショーンも子どもの説得でいいと思う。友達多いから。』

あたしにそう言われてショーンは軍隊みたいなポーズをした。

『イリーナとパトリックはオリオンたちの救出に行った方がいいわ。2人とも強いから。ナターシャはブラットとショーンが暴走しないように子どもの説得に行くべきだわ。』

リンジー、ごもっともです。あいつらだけに任せると多分事の収集がつかなくなる。

『だから私は、、、』

『リンジーは僕らとだ。リンジーは防衛呪文が使えるだろ?』

『分かったわ。説得組は終わり次第こっちにきて。』

リンジーは言った。

『りょうかいした‼』

ブラットも軍隊みたいなポーズをした。

『じゃあ後でね!』

あたしはそう言って地下に向かおうとした、、、まさにそのときだった。

『危ないっっ‼』

誰かがそう叫んで、あたしは吹っ飛ばされた。

『うわっ‼』

今しがたあたしがいたところに馬鹿でかい岩が落ちてきた。

どごぉぉぉん‼と音がして煙がたった。

『ごほっ、、、ごほっ、、、みんな無事⁈』

巨大な岩は道を塞いだ。

『無事だ~‼』

ブラットの声。

『何があったの?』

あたしは聞いた。

『多分侵入者用の罠だ。何かに反応したんだ!』

パトリックの声が向こうから聞こえる。

『えっ!パトリックそっちに行ったの⁈てかそっちに誰がいる?』

『煙でまだぼんやりしてるけど今僕から見えるのは、ブラットとナターシャだけだ!そっちは⁈』

『イリーナ‼』

近くでリンジーの声がした。

『リンジー!大丈夫⁈』

『私は平気、、、!』

リンジーは咳き込んだ。

『こっちにはリンジーがいたよ‼』

あたしは叫んだ。

『今ショーンも見つけた!これで全員だ!』

パトリックの声。

『えっ、、、あいつは⁈』

あたしが向こう側に聞いた。

『、、、俺はここ。』

肩に手がぽんって置かれた。

振り向かなくても誰だか分かった。この冷たい手、、、

『いやぁぁぁぁぁぁーー‼』

リンジーが奇声を上げた。

『どうした⁈』

パトリックの声。

『あいつがこっちにきてる‼』

あたしが叫んだ。

『やだやだやだやだやだやだ‼やめて‼助けて‼イヤー‼』

リンジーと2人で叫んだ。

目の端で捉えたジョーカーはいたずらに成功したみたいにニヤリって笑ってる。

岩がガタリと動いた。

『ダメだ‼登ったら転がってくる‼』

ブラットの声。今岩に登ろうとしたのかもしれない。

『悪りぃ‼時間が無えから先に地下に行ってくれ‼すぐ行くから‼』

ブラットが言った。

『うそ、、、』

リンジーとあたしは顔を見合わせた。

『もしもマジで嫌なら今は普通のフリしてあとで逃げろ!』

ブラットが言った。

『それ大声で言わないでよ‼』

あたしとリンジーはキレた。

絶対なんか起こるよ。これ、、、!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ