ストーリーオブリンジー
それは一時間前にさかのぼる。
『早くしなきゃ!みんなが待ってる!』
私はドレスとアクセサリーを用意していた。
『あなたっ!病み上がりなんだから慌てないのっ!』
ママは私に怒った。でも早くしなきゃ。だってみんなが待ってるんだもん!
私、ちゃんとした友達ができたのもナターシャを別として初めてなんだ。この町の女の子って男と服のことと自分の自慢話しか頭にないの。だからつまんない。でもイリーナとかナターシャみたいな子は初めて。だから本当に楽しみ!でも、、、
『あなたそんなに急かさないで!今下から髪飾りとってくるから!』
ママは下に行った。
あぁ、、みんな今頃なにしてるのかな?パトリックはさっさと帰って来ちゃうだろうな。
ブラットとショーンはおもちゃみて興奮してるな。ナターシャとイリーナはきっと男の子にダンスを誘われてるわ!2人とも美人だもの。イリーナもいつも髪の毛きれいにすれば美人なのに。まあイリーナらしいけど。
下からすごい騒音がした。
まるで爆発するような。私は下に行こうとした。オリオンの声がした。
『お前らはなんだ⁈どうやってここが分かった⁈』
また爆発音がした。
私は下に行くのをやめた。誰かが侵入したんだ。
足音が近づいてくる。
私は机をあさり、"ノート"を探した。
ノートをめくり防衛呪文を探した。
あった。
私はみんなに向けてメッセージを書いた。
ここならショーンが気がついてくれるはず。
バーン!と何かが壊れる音がした。ブラットたちの部屋の方向だ
来る。
バーン!と私の部屋のドアが破壊された。
『@¥&/-@¥!』
私は青い火のバリアを放った。
これであいつらはわたしのところに来れない。
『ギヤ~!血がー‼』
『なんだこれは⁈』
『白魔法だ!このやろー‼』
私は火が消えないうちに窓から飛び出して屋根に飛び乗った。
私はイリーナだ。そう自分に言い聞かせて走った。あそこに行ければ絶対にばれない。
『私はイリーナ、私はイリーナ、』
そう言って隣の屋根に飛んだ。
ママは大丈夫かな?オリオンは?ジェイミーは?ダニーは?ニコールは?ノーランは?タケシは?
そんな不安がよぎって私は涙が出てきた。
泣いてる場合じゃない。
そのとき私は転んで屋根から落ちかけた。
『あっ!』
私は死んだと思った。
でも誰かに腕をつかまれて、引き戻された。
私はその助け主を睨んだ。
『ジョーカー!』
ジョーカーはマスクを付けてたけどこの顔を忘れるわけがない。
『やあ、リンジーちゃん。どうしたの?お祭りは?』
ジョーカーはほほ笑んだ。
『ふざけないで!あなたでしょ?私たちの家に変なやつ放ったの!』
私は噛み付いた。
『何のこと?』
ジョーカーは不思議そうだ。
『何とぼけてるのよ⁈私大変だったんだから!みんなに何かあったら私、本当に、、、!』
また涙が出てきた。ジョーカーは私の涙をぬぐった。
『やめてっ‼』
私はこいつの腕を払った。
『本当に知らなかった。俺は直接任務には関わらないから。』
ジョーカーは言った。
『じゃあほっといて‼』
私は行こうとした。
『君が町用の避難シェルターに向かってるならほっとけない。奴らは君がシェルターに向かってるって予想してるだろう。君が着いた瞬間君は捕まるだろう。』
私は言葉を失った。私は避難シェルターに向かおうとしてたからだ。
『君が良ければ君を安全な場所に案内するよ、、、?』
ジョーカーは私に手を伸ばした。
『信用できない。』
私は即答した。
『信用するかは君次第だ。』
ジョーカーはまたほほ笑む。
行く当てもない。でもこいつは信用できない。でも、、、
私はこいつの手に私の手を置いた。
『じゃあきまりだね。』
そうあいつは言った。
『いやぁぁぁぁぁぁ!』
私の声は町に響いた。




