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最高の年末

『できたわよ!きれいね。あなた!』


確かに鏡の中のあたしは別人みたいだった。


髪の毛はきれいにとかされて右側にまとめられ、髪には蔓がからまっていてさらにその蔓からは白い花が咲いていてその花はやさしく光っている。口には真っ赤な口紅が塗ってある。ドレスはリンジーの薄い青のドレスだ。



ナターシャは先に化粧をしてもらって薄い緑のドレスを着てる。

リンジーは二日前からなんと熱を出してしまった。おばちゃんは諦めるように言ったけど、リンジーは諦めない。


『熱が悪化したらどうするの⁈』


おばちゃんは怒ってる。


『悪化してもいい!私友達とダンク祭行った事ないのよ⁉』


リンジーも怒ってる。


『リンジー、無理しないで。』


あたしはリンジーに駆け寄る。


『イリーナ、ナターシャ、私絶対行くからね!』


リンジーは言った。でも無理してると思う。


『まあジェイミーに見てもらってから考えなさい。イリーナとナターシャちゃんは先に下に降りてなさい。』


おばちゃんは言った。


『リンジー大丈夫かな?』


ナターシャはリンジーの部屋のドアを見ながら言った。


『ただの風邪なら簡単に治せるんじゃないかな?あたし足の骨折ったときちょいちょいって治せたよ。』


あたしは足の骨折ったときの痛みを思い出しながら言った。


『なんで骨折ったの?』


ナターシャは聞いた。


『あーまた今度話す!長い話なんだ。、、、ジェイミー!』


ジェイミーと階段で会った。


『あっイリーナ。うあっ、きれいだね!似合ってるよ!』


"うあっ"が気持ち悪いほうじゃなくて良かった。


『ありがとう。リンジー治る?』


あたしが聞いた。


『まだわからないよ!見てないからね。』


ジェイミーが笑いながら言った。


『あっ君がナターシャちゃんか。ジェイミーだ。』


ナターシャとジェイミーが握手をした。


『わかり次第教えるよ。』



『ありがとう。それじゃあ。』


ジェイミーと別れたあと下には男どもがいた。


『お前気持ち悪いな!』


あたしがきた瞬間ブラットが言った。


『てめえ‼』


あたしはブラットに蹴りを入れようとするのをオリオンとパトリックに止められた。

ブラットは逃げた。


『待てコラ!』


しばらくあたしとオリオンとパトリックの戦いが続いた。


『あぁ、、、お前男か、、、』


オリオンがぜえぜえしてる。


『腹立ったのよ!』


あたしは怒りながら言った。


『イリーナ、似合ってるよ?』


パトリックは気遣わしげだ。


『ありがとう』


あたしはつんけんに言った。


おそるおそるショーンが影からのぞいてきた。目にはキラキラして羽がついたマスクをつけてる。


『ショーンには怒ってない。』


あたしはぶっきらぼうに言った。

ショーンはホッとして出てきた。


『兄貴が怒ったときより、イリーナが怒ったほうが怖い。』


ショーンが言った。


ナターシャはその様子にボーゼンとしてた。


『あたし、ケンカ強いんだ。』


あたしはナターシャに説明した。


そんなゴタゴタをしてたらジェイミーがおりてきた。


『薬を飲んだから十分近くで風邪も引いてくるだろう。でも三十分くらいは安静にしたほうがいい。』


ジェイミーが言った。


『あなたたちは先に行ってなさい。リンジーには追いかけさせるわ。』


おばちゃんが言った。まあ確かに年越しまでには全然間に合う。


『リンジーはそれで納得したの?』


あたしはおばちゃんに聞いた。


『ええ、一応ね。』


『、、、じゃあ行きましょうか。』


ナターシャが言った。



リンジーがいなくなったため、緊急でパトリックが祭りの場所まで送ることになった。

パトリックは少し嫌そう。

ブラットがこそこそと出てきた。赤のマスクをしている。


『ここからどのくらいなの?』


あたしはパトリックのむっとした顔を見る。


『30分くらいかな。』

パトリックはあたしの髪の毛を見ていた。やっぱ変なのかなぁ、、、




『すげぇな、人多すぎだろ!』


ブラットは飛び跳ねた。


『じゃあ僕は行くよ。』


と言ってパトリックはさっさと家の方角へ言った。


『すごい屋台の数、、、』


ナターシャがつぶやいた。


『うおー!あの武器みてぇなやつすげー‼』


ブラットとショーンがそう叫んで人混みに消えた。


『あの二人、、、まあいっか。あたしたちも楽しもう!お金もらったし!』



あたしはナターシャと買い物を楽しんだ。

こんなこと初めて。年越しなんてしたことなかったし、物をちゃんと買うのも初めて。

楽しい。早くリンジー来ないかな~?


『血のアイスクリーム食べないかーい?』


『光るネックレスだよ~お守りにもなるよ~』


『ドラゴンの肉うまいよ~!』


売り文句はやっぱ違うけど。血のアイスクリームって‼


『イリーナ!これつけて!』


ナターシャがあたしの頭に何かをつけた。


『うん!今日の服に合ってる!』


ナターシャは少し得意げに言った。


『なにこれ?』


あたしは頭のものをとってみたら、王女様がつける冠だった。


『ティアラよ。深い青色!』


すごくきれい。キラキラしてるけど派手じゃない。


『買っちゃおうかな?』


『いいんじゃない?値段も安いしあなたにピッタリだものイリーナ!』


あたしはそのてぃあらをつけて再びナターシャと買い物を始めた。


一時間くらい回ったときだった。


『すいません。そこのお嬢さん。僕と踊ってくれませんか?』


ナターシャが知らん男の人に声をかけられていた。その人も当然マスクをつけてた。


『あっ、、、私友達が、、、』


ナターシャが困ったように言った。


『あたしはどっちでもいいよ。リンジーに会えたら合流する!』


『本当、、、?じゃあお願い!』


ナターシャは男の人と一緒に行った。




あたしはいろいろぶらぶらしてた。

リンジーはこの日には犯罪は起きないって言ってた。精霊に犯罪してるところなんて見られたらとんでもないことになるからだそうだ。だからナターシャも変なことには巻き込まれないだろうって思った。

あたしは道を戻ってドラゴンの肉をたべようと思った。

でも足を止めた。

道の途中に"あいつら"がいた。



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