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ヴァンパイア

今回はおだやかです笑

それからあたしたちは、お店に行ってご飯を山盛り食べた。その間にあたしたちは人質状態のときには思い浮かばなかった疑問をいろいろぶつけた。


例えばあたしはリンジーに、ジョーカーに渡してたお金がどこからきたのか聞いた。店では足りなかったのに。


『実はあなたと離れてる間にね、家に帰ったときママが用事ができて帰りが遅くなるかもしれないから、このお金でご飯食べろってお金を置いてくれてたの。だから私そのお金をひっつかんで家を出たのよ。』


とのことだ。


あとは、ブラットとショーンが捕まった訳とかパトリックが捕まった訳とかだ。ブラットとショーンはあたしたちとほぼ同じだった。

パトリックはもっと悲惨だった。


『僕にはあの眠らす薬が効かないんだ。体の性質上ね。だから強行手段をとることにしたらしい。十人ぐらいに突然襲われたんだ。僕は抵抗したんだけど、向こうは全員で殴る蹴るでさ。しまいにはハンマーとか出てきたから、、、もう大変だったよ。』


想像するのも嫌だ。


『それにしてもあの女腹立つわ‼』


リンジーは自分の料理のお肉をフォークで刺しながら言った。


『あの女って?』


あたしは聞いた。

残念ながらふれんちとーすとはなかったため、リンジーおすすめの"かるぼなーら"なるものを食べた。ちなみに二皿目。


『私たちを捕まえて、最初のほう見張りをしてた女よ‼知ってる⁈あいつきっとジョーカーがジョーカーだって知ってたのよ!だからジョーカーが来たときはさりげなくいなくなったわけ!自分がいないってなれば、正体を知っていても証拠がないでしょ⁈自分だけ逃げるなんて最低よ‼』


リンジーはやけくそに食べながら言った。


『そいつの存在完全に忘れてた。』


あたしはかるぼなーらをのみこんでから言った。


『その女、もしかしてブロンドのショートヘアで毛皮のコートはおってたか?』


オリオンは話を聞いてたみたいで聞いて来た。


『うん。そうだけど。なんで?』


リンジーが聞いた。


『、、あっいや。こっちの話だ。』


そう言ってオリオンは水を飲んだ。


『あ~あ。私なんで初めてジョーカーに会ったときかっこいいなんて思っちゃったんだろう?』


リンジーは嘆いた。


『あいつはあの甘いマスクで何人の女性の血を吸ったことか。』


パトリックのお父さんが言った。



パトリックのお父さんはお父さんと言うよりかは、映画スターみたいなオーラを放ってた。しかも、パトリックにあまり似ていない。

パトリックは肉の塊みたいなやつをほおばってた。


『そうだ。今日からブラットとショーンとパトリックはイリーナとリンジーと同じところでの生活だ。ブラットとショーンはあの孤児院にいるのは危険だし、パトリックも自宅だと危険だからね。』


オリオンが言った。


『ああ。もうあそこには帰りたくねぇ。』


ブラットが言った。ブラットも肉をほおばってる。


『うん、おいらも。』


ショーンはミートソーススパゲッティを食べてるけど、口の周りににミートソースがべったりとついてる。




『ああ、食った食った!』


ブラットは言った。あたしもお腹いっぱい。


『さあ、帰ったら俺たちのメンバー紹介だ!』


オリオンは嬉しそうに言った。


『なにで帰るの?』


ショーンがオリオンに聞いた。あたしもそこは気になってた。だって反対方向だからまたあいつらに合わないかな?


『馬車だ。しかも王室のだから絶対に安全だぞ。』


オリオンが答えた。

リンジーはうぁっ!すてき!って言ったけどあたしとブラットとショーンはいつも通りわからなかった。


『女王様の馬車ってことよ!』


リンジーが説明してくれた。


『派手過ぎじゃねえか?』


ブラットが聞いた。


『大丈夫だ。見かけは普通の馬車だから。ただ保護魔法が強力なだけ。』


オリオンが言った。



ガタガタと揺れる。あたし、馬車に乗るのは初めて。


『ねえ、誰かヴァンパイアについて教えてくれない?』


あたしはふと思い出して言った。


『なんで急に?』


リンジーがあたしに問いかけた。


『ほら、今度またジョーカーに会ったらのときの対策。』


あたしは言った。


『うーん、なんて説明すればいいかな、、、』


口を開いたのはパトリックだった。


『まず、ヴァンパイアの特徴は超人的なパワーかな。あとは人の目では見ることが不可能なぐらいの足の速さ。』


『全部当てはまる。』


あたしはいろいろ思い出しながら言った。


『弱点はなんと言っても日光だ。最近だと日光をはじき返す指輪ができたから完全な弱点ではないけど。』


『みんなそれ持ってるの?』


『いや、値段が高いしそれをつけてることで自分はヴァンパイアだって告白してるようなもんだろ?だからつけてるやつはあまりみたことがない。』


『にんにくは?』


ブラットが言った。


『にんにくはあくまでヴァンパイアの鼻をにぶらせるものであるだけであって、弱点ではないな。』


パトリックは答えた。


『さっき、君らを救うために使った煙はにんにくの成分を応用したものなんだよ。』


パトリックのお父さん、いろいろ知ってるな。

『あとは、、、特にないかな。』


パトリックは言った。


『いや、重要なことを忘れてるぞパトリック。』


パトリックのお父さんが言った。


『ヴァンパイアにも三つの種類がいる。

一つは完全に人間の血しか吸わないやつ、二つ目は小動物の血を吸って生きるやつ、、いわいる草食系ヴァンパイア。三つ目は基本は草食だが、長くそれを維持するためにたまに人間の血を吸うやつ、雑食系ヴァンパイアだ。』


そんなにいるの。


『でも必ずしも、ヴァンパイア全員がこの三つの道を選べるわけじゃないんだ。すべてはヴァンパイアの毒とその毒が侵入した体との反応によるんだ。毒と体の反応によっては草食にも肉食にもなれるやつもいるし、肉食にしかなれないやつもいる。』


みんな真剣な表情で話を聞いていた。


『、、、さすがですね。』


パトリックが言った。親子なのになんか他人みたい。


『これが敬語よ!』


リンジーが小声であたしに教えた。


『そういえば、なんで私たち王室の馬車に乗れるの?』


リンジーが聞いた。


『ああ、実は女王様が俺たちの活動に協力してくださってるんだよ。資金も女王様から。

だから俺があくまで指導者なのは、このグループのリーダーは他ならない女王様だからだ。』


リンジーは口をあんぐり開けた。


へえー。すごいんだね。話ほとんどわからなかったけど。



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