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人質たちの会話

『イリーナ、じっとしててね。』


リンジーはポケット緑の液体を取り出した。

ジョーカーも同じものをコートから取り出そうとしたみたいだ。


『あっ、、、』


スーとして少しずつ痛みが引いていった。

落ち着くまでには時間がかかったけど。


『大丈夫、、、?』


リンジーは聞いた。


『うん、なんとか。ありがとう、、、。』


リンジーはニコっとしたら立ち上がりどこかに向かった。


傷だらけの男の子のところだ。


『効くかな、、、?』


リンジーは不安そうに言った。


『そのクスリ、なんでもきくんじゃないの?』


あたしは聞いた。


『なんでも薬か。』


ブラットは納得したようにつぶやいた。


『うん。黒魔法で怪我したんじゃなければね。この人、半人間だって言ってたでしょ?場合によっては効かないかも。』


『えー!』

あたしとブラットはハモる。


リンジーは慣れた手つきで液体を塗った。


『うっ、、、』


男の子がわずかにだけど声を出した。


『、、薬効いた?』


『うん効いた。良かった!あっそうだ。』


リンジーは、ポケットの中をゴソゴソやった。

『お前のポケットすげーな。底なしか?』


ブラットが感心しながら言った。


『そうよ。魔法でね。あたししか取れないようにしておいて良かった。』


ブラットは冗談で言ったと思うんだけど、リンジーは本気で答えたのが少しおかしかった。


『あたしもそーゆーのが良かったな~あたしさっき気絶してるときに銃取られたみたい。』


『銃っておめえがあそこから逃げる時に持っていったやつか?』


ブラットは聞いた。


『そう、さっき男たちに追いかけられた時に本当に役に立っ、、、』


『はい。』


リンジーが取り出したのはお金だった。しかも渡した相手はジョーカー。、、、やっぱりジョーカーは慣れないな。


『?』


ジョー、、、もういいや!


神崎さんはよくわからない顔をした。


『あそこでお金払ってくれたでしょ。』


『多すぎだよ。』


『アリソンたちはどうせ返してくれないわ。』


リンジーは言った。

『貸しはしたくないもの。』

リンジーの声は絶対に渡してやるって感じ。


神崎さんはもらおうと手を伸ばした。

でも取ったのはリンジーの手の中のほんのわずかにだった。


『それじゃあ私とイリーナの合計にも満たないじゃない!』


リンジーは怒った。


『君は賢いけど細かいね。』


神崎さんは茶化す。リンジーの顔は赤くなった。

『うるさいわね!そもそも私は賢くなんてないわ‼受け取りなさい‼』


リンジーは神崎さんにどんどん近づいていった。

『リンジーストップ‼』


ショーンが叫んだ。リンジーは止まったけどリンジーは不思議そうな顔をした。


『線。おいらたちさっきので三人とも線出ちゃったから。次は、多分兄貴みたいになる。


ショーンが言った。

『まあ、それにしてもショーンのおかげね。』


ショーンは、すっかり忘れ去られたと思ってたらしい。キョトンとした。


『ショーンの一撃でこいつ倒れたんだもん。』


『そうね。ありがとう。ショーン!』


リンジーはお金をしまいながら言った。神崎さんにお金を渡すのは諦めたみたい。


『えっ、、、えへへ、、、』


ショーンは照れ笑いをした。


『まあ、今回はこいつのお手柄だな。』


ブラットも褒めた。


『で、こいつどうする?』


ブラットが聞いた。顎でショーンにノックアウトされた男をさした。



神崎さんが男に近づいた。


『ああストップストップ‼殺さないで‼』


あたしは男の前に立ちはだかった。


『何で?こいつリンジーちゃんを危険な目に合わせたんだよ。君においてはけがもした。なのに許すの?』


『こいつが死んだらあたしが足折った意味がないじゃん!』


あたしは退く気なんて無かった。


『あたしも賛成よイリーナ。』


リンジーも同意してくれた。

神崎さんは、複雑そうな顔をした。


『じゃあ、こいつも仲間と同じ道を歩ませるのは?手加減するからさ。』


リンジーとあたしは顔を見合わせた。


『どうする?』


あたしはリンジーに聞いた。


『うーん、そのほうがまだマシかしら、、、』


『じゃあ決定だね。』


神崎さんはそういうと男を片手でひょいっと持ち上げた。

男のほうが何倍も身体がデカイのに。

神崎さんはまるでボールを投げるように大きく振りかぶり男を投げた。

次の瞬間神崎さんの手から男は消えた。そしてあたしたちは窓ガラスをぶち抜け飛んで行くまで男がどこに飛んだのかわからなかった。


『あれ、さっき高速でやってたんだよな。』


ショーンはポカーンとしてる。


『この人、まだ起きないけど大丈夫かな?』


リンジーは、さっき傷だらけだった男の子を見ながら言った。傷は完璧に治ってる。


『傷は治ってるから大丈夫じゃねーの?』


ブラットが言った。


『ブラットが言うなら平気だよ。こいつ、ケンカばっかして生傷だらけだからある意味傷のエキスパートみたいなもんよ。』


あたしはリンジーを安心させるために言った。


『ブラットってイリーナよりも強いの?』


リンジーが聞いた。


『あったりめえだろ⁉男は強くなきゃな。』


リンジーは笑った。

あたしは急に力が抜けて、バタリと地面に倒れた。

『イリーナ、どうしたの⁈』


リンジーが慌ててる。


『疲れた。今日は逃げてケンカしてまた逃げて捕まってまたケンカしたからね。』


リンジーは苦笑いした。

あたしは眠気に優雅に誘われた。



ゆかいに会話してるうちにジョーカーはイリーナたちからは見えない角度に移動しました。こっそり話を聞くために笑

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