黒澤のキス
今度の部屋には、シングルベッドが四つ。
黒澤が、ブランデーの入ったグラスを回す。
「バッジを取られた?!」
皆伐が、あきれたように言った。
そして、「パナソニックのトップ技術者が聞いてあきれる」と続けた。
「どういった経緯よ?」
黒澤が聞く。
花が、ブランデーに氷をたそうとすると、黒澤がそれを制止た。
「富士通ゼネラルが、パナソニック技術者をはめて、生産技術に誘導した。本人は、「出せ」と言い、給料のこれ以上の低減をさけたつもりじゃが、実質は、バカじゃけ」
皆伐は、どうやら最初から知っているようだった。
「時に、松下幸之助は、二股ソケットを出したことを後悔したじゃけ。この発明は、電球のエジソンよりも上じゃけ。そしてじゃが、LEDは、このパナソニックのトップがまた発明した。つまり、電圧を駆使したものじゃけ」
「光の三原則じゃけ?」
花は言った。
それは、いつぞや来た客が花に言ったのだ。
「電気だ、ファイブGだ、政府も、ムーンショット計画を出したが、花に言いたいのは、この現実という嘘を見破って欲しい」
そのものは、のちに、脅威な花のパトロンになる。
「伊勢志摩サミットじゃが、オリンピック選手は辞退した」
皆伐は言った。
どうやら一同、花の言葉を無視するつもりだ。
花は、本質だけをつく。
「この世界、お遊びじゃけ」と、いきなり谷田が言った。
ブランデーは、いい具合に谷田を酔わせている。
「明日の心配は、意思をもっておじゃんにして、どうじゃろ?蛍もいることだし、本気でいかねば」
楠木は言った。
一瞬静まった部屋の中、黒澤は言った。
「今宵は、花にセックスを教えたいところじゃが・・・」
楠木がブランデーを飲み干した。
蛍が軽くあくびをする。
「女の領分じゃな」
蛍はそう言うと、「うちは床でいいじゃけ」と言った。
黒澤は花にキスをした。
すでに黒澤のペニスは、ふる勃起である。
「男を教えにゃ」と、黒澤はもう一度深く花にキスをした。
花は眠い目をこすりながら黒澤にもたれた。




