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私が遭遇した人々〜毒親?だったのか?

作者: 桐原まどか
掲載日:2023/10/13



今回は私が過去に遭遇し、ギョッとした、あるいは呆れた人々について書こうかと。

時期等バラバラですので、ご了承を。


まずは、惣菜時代の話。なんと私、職場で、熱中症に。鼻血出して倒れたんです。

で、救急車に乗る羽目になった…。

着いた病院。診察され、点滴。

だんだん、ぼうっとしてたのが、明瞭になってきた。

「やれやれ…うちの親、怒ってるだろうな…」などと思考していると扉を開く音と話し声。

どうやら看護師さんと患者さん、その家族、のようでした。

ちなみにその時、私がいたのは〈点滴室〉という名称の場所で外来患者が点滴を受ける場所です。

ぐるりをカーテンで囲まれている為、人の事は見えません。声だけが聞こえてくる。

「点滴終わったら…一応店にも電話した方がいいのかな…」などと、考えていた時。

聞きたくないのに、声が聞こえてきた。

「過呼吸だなんて…全くみっともない…」

私の思考は止まりました。ん?なんかおかしくね?

「だいたいアンタは昔っからそう、お姉ちゃんは違うのに…」

これらは年輩の女性の声でした。

そして弱々しく女性の声が聞こえたのですが、小さくて判別出来ず。

それを受けて年輩の声が言う

「またそうやって言い訳して…情けない。アンタは本当に●●にそっくり…」と侮蔑を滲ませた声で言ったのです。

私はだんだんムカッ腹が立ってきました。仮にもここは病院。

過呼吸起こして倒れた人を心配するでなく、責め立てるとは何事?

だいたいアンタは、迷惑ばかりかけて、などなど続く続く。

もう我慢ならん!

私はナースコールに手を伸ばしました。看護師さんに訴えようと思ったのです。

と。何かを察したのか?

ピタリと小言が止んだ。そのまま静寂。

やがて点滴が終わり、それなりに回復した私は家に帰ったのですが、件の会話が聞こえて来た方はまだ、カーテンが閉まってました。

不気味な静寂に包まれていました。

思い起こせば、私は看護師さんにチクらなくて良かった、と思います。おそらく、もっと酷い目に遭わされた可能性があるので。


こちらの話は、実は上のお話と同じ病院です。この病院の内科はかかりつけなのです。

さて、とある年の師走。クリスマス間近のある日、私は診察を終え、バス待ちの為、病院の玄関と中を隔てる待合室の椅子に座ってました。

ちなみにこの時は少し前に胃腸炎になってしまい、診察に来たんですね、私。

で。時計を見ながら、本でも読むか…思った時、病院の中から赤ちゃんを抱っこし、三歳くらいの男の子を連れた母親と思しき、人々が現れました。

その母親は携帯電話を取り出し(そこは使用可能区域)、険のある口調で喋り出す。

「だから!○○がソファーから落ちたの!早く来て!!」

何事?と私は思いましたね。

どうも○○というのは抱えてる赤ちゃんの事らしい。相手はどうも仕事中の旦那さんのよう。

聞きたくなくても、余程苛立っていたのか、私に目もくれずに話してましたね。嫌でも聞こえた。

で。電話が終わると。

三歳くらいの男の子に向かって、言い放ったのです

「アンタのところにはもう、サンタさん、来ないからね!」

彼女が言い募った内容を聞くに、赤ちゃんを診て貰っている間、〈良い子〉にしてなかったから、だそうです。可哀想に男の子はそのうち泣き出しました。と更に信じられない言動をしたのです…。

「あー、ウザイ。泣きゃ済むと思ってんの?サンタさんは来ないの!!確定!!」

鬼だ…と私は思いました。

あれくらいの年頃だったら、つまらないとなったら、多少は歩いたりするでしょうに…そもそもどうして赤ちゃん、ソファーから落ちたのか?

自分がちゃんとしてなかったからじゃ…。

そのうち、旦那さんと思しき、男性が慌てた様子で入ってきました。

「遅い」とすかさずなじっていました。そこでバスの時間が迫っている事に気付いた私はその場を後にしたのですが…。

気の毒な男の子と旦那さん。

どうなったのかな…。


さて、最後です。

これはとある新年の仕事始めの帰り道。

新古書店でセールを開催しているので、本を眺めて帰ろう!と、わくわくしながら行きました。

先にトイレ寄ってから…と思い、ふと、見るとベビーカーを押して、更に男の子(小学校中学年くらい?)を三人連れた親子連れと思しき、人々がトイレに向かってる。

ちなみにそこのトイレは奥から多目的トイレ、女性用トイレ、男性用トイレ、という並びでした。

ぴったりくっつかれたら嫌だろう、と思い、私は少し距離を置いて、彼等の後に続く形になりました。と。

何も言われてないのに、男の子のひとりが、サッと女性用トイレの扉を開けたのです(横に開閉するタイプ)。私は「んまぁ!なんて良い子!」と感心したのですが、母親は違ったようで、ドスの効いた低い声で「そこじゃない。あっち」と多目的トイレの扉を開けるよう、指示。

その時の男の子の表情は…なんというか、諦念が滲んでるというか…。

何とも暗い表情で…私は(関係ないのに)心が痛くなりましたよ。

無言で多目的トイレの扉を開けた男の子。当然、と言わんばかりに入っていく母親。

きっとね。疲れてるんだろうな、とは思います。でもね。一言「ありがとう、でもあっちの扉、開けてくれる?」とか言えないのかな…。とモヤモヤした気持ちで本を眺め、帰宅しました。


外野の私が四の五の言うな、という、批判もあるでしょう。ですが、もう少し、優しさ…というか、なんというか〈接し方〉ってあると思うんですよね…。

彼等の平穏を願っています。

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