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5話
ビエラ「御免下さい…」ユダビエラは伊勢の各地をまわっていた。手には十字架を持ち、伊勢の家々をまわっていた。
ところかわって伊勢野家では、助八「宣教師?なんだそれ」母「何でも西洋からきた、イエス・キリストとかいう有名な神様よ、キリストの教えを広める為にも日本に来たんだとか。最近噂よ。」助八「キリスト教かぁ、なんか聞いた事あるな…あっそうそう京一ん所じゃなかったかな…」
ちょうどその頃、仁村京一は毎月の集会に訪れていた。教会の真ん中には張り付けにされた十字架のキリストがいる。京一は何やら嬉しそうな表情を浮かべてそれを観ている。周りの信者とは異なる見方にも見え、不気味ではある。京一「アーメン」…
助八「京一は勧誘してこんだは、何でも癒される言うとったんや。」母「へぇそうなんか京一君偉いわね。」助八「そうかいのぉ、神様に向かって癒されるってなんかの…」