表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/95

スチャラカ娘とちゃっかり転任先生(7)

 恵は一瞬、机とにらめっこをしてしまった。それでも気をとりなおして美樹雄みきおを見た。


「それで、私に何か用ですか?」

「はい」


 恵の強めの語気に美樹雄は気後れして言った。


「水城さんは自転車部に入られるんですよね」

「まだ決めてないわよ」


 恵はノートを写しながら素っ気なく言った。ただでさえ気のふさぎ込んでいる時なのに、一番ナーバスになる自転車部の事を持ち出されてどうしようもない苛立ちに襲われたのだ。


「ごめんなさい。恵ちゃん、ちょっと機嫌が悪くて」


 恵の前で申し訳なさそうにしている美樹雄に奈美が言った。


「ちょっ、ちょっと、なんで奈美ちゃんが謝るのよ。分かりました。私が悪かったわよ。ごめんなさい。それであらためて、自転車部がどうしたの?」 

「ええ、もし水城さんが自転車部に入るならぜひ僕も入れてもらおうかと」


 美樹雄の言葉に恵は机を軽く叩いて言った。


「あのねー、どうしてあなたが部に入るのに私が関係あるのよ?」

「はい。先生の言うには水城さんが部に入らないと自転車部は成立しないのだと。さらに水城さんが部長だからと・・・・・・」

「なに考えてんのよ。あのトンチンカンの先生」 

 恵が軽い目眩をおぼえて机にうつ伏せになったそのとき、教室の後ろから雄叫びに近い元気な声が響いた。


「ダァーッ。打倒、相沢。()()()()()()見参!」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ