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スチャラカ娘とちゃっかり転任先生(4)

「うん、それでね。僕は自転車部をこの学校に新しく新設しようと思ってるんだ。いや、実はもう許可はおりてるんだ」

「はい、それはよかったですね」

「ああ、そこでだ。恵君、キミに是非ともこの自転車部に入ってもらいたいんだが」「・・・・・・・・・?」


(入ってもらいたい?)


 恵の笑顔が固まった。もう、何も考えられない状態であった。二人は互いの顔を見つめながらただ笑っていた。おそらく他から見たらさぞかし異様な光景だったろう。


「あっ、あのう先生、それ・・・・・・断ってもいいですか?」


 恵は固まった笑顔からやっと言葉を発した。そんな恵を見ながら浩一はニコリとした。


()()()!」

「なぜですか?部活動は生徒が自主的に入るものでしょう」

「そのとおりなんだけどね」


 浩一は待ってましたとばかりに持っていたファイルを軽く広げた。


「いや、キミにとっても損な取引ではないと思うよ」

「取引?」


 恵は顔をしかめた。


「いやー、キミは実におもしろいね」

(よりによって人を呼びだしておいておもしろいとはなんだ)  


 恵は心の中で歯ぎしりした


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