『感懐なる寛解について』・・・『詩の群れ』から
『感懐なる寛解について』・・・『詩の群れ』から
㈠
感懐なる寛解についてなんだが、そもそもが、人間内部のマグニチュードだろ。
そうなんだ、異常なる、自己の不可思議だよ。
物事はうまく運ぶ様でいて、今度は、意識が上昇するさ。
しかし、内部の悩みは脳内さ。
㈡
え?
つまりさ、寛解から、解放へと向かい、世界に羽ばたくのは、我々の我々だろ。
どういうことなんだ、もひとつ、意味が分からないんだ。
そうだよ、俺だって、お前だって、混迷の中にいて、万歳を待っているんだ。
㈢
感懐なる寛解とは、本当は人生に直結するものなのかも、しれないな、だろうだ。
意識を通り越して、悪夢を取り払った時、奇跡は舞い降りているさ、だろうだ。