♪ 2.食堂 ~ 鶏肉は大好物でっす♪ ~
《 食堂 》には既に他の宿泊客が居り、好きな客席に座り食事を始めていた。
セロフィート
「マオ、此の席にしましょう」
空いている客席を見付けたセロフィートは嬉しそうにマオヘ声を掛けた。
マオ
「セロが良いなら、オレは何処でも良いよ」
マオはセロフィートが選んだ客席の椅子を後ろに引いてから、椅子に腰を下ろして座った。
セロフィートは既に客席の椅子に座っており、テーブルの上に置かれていたであろうメニューを見ていた。
マオ
「どんな料理があるんだ?」
セロフィート
「宿泊客の夕食は日替りメニューと決まっているみたいです」
マオ
「へ?
決まってんの?
何だ…。
じゃあ、お代わり出来ないじゃんか」
セロフィート
「そうでもないです。
お代わり自由です。
お代わりすると1品に付き50Qプラスされます。
宿代は前払いしました。
明日のチェックアウト時に、夕食と朝食のお代わり代の合計金額を支払う事になります」
マオ
「マジか〜〜〜〜?!
お代わり1品が50Qもすんのかよ〜〜〜〜……」
セロフィート
「マオ、安心してください。
良心的な金額です。
お代わり1品100Qするのが一般的です」
マオ
「そ、そうなのか??
安い方なのか…」
?
「御待たせしました。
今晩の夕食で〜〜〜す。
キラトサンタ鶏のコケコッコ焼き定食になりま〜〜す」
エプロンを掛けた青年が、夕食を盆に載せて運んで来た。
青年は《 民宿 》の〈 従業員 〉の様だ。
〈 従業員 〉の青年は、盆から客席へ料理が盛り付けられた皿を次次に置いていく。
マオ
「キラトサンタ鶏??
コケコッコ焼き??
…………聞いた事ない名前の鶏だな〜」
青年
「キラトサンタ鶏は此の辺りの≪ 集落 ≫合同で養鶏してるブランド鶏だよ。
他にも食用で、牛,豚,馬,羊とかも育ててるよ。
あっ、オレ、オルタシっていいま〜す。
君、≪ 都 ≫から来た〈 守護衛士 〉なんだって?
ちっこいのに凄いよな〜〜〜」
マオ
「『 ちっこい 』は余計だ!!」
オルタシ
「あ〜……御免な〜〜。
〈 守護衛士 〉って言ったら体格が良くて逞しいのを想像してたからさ〜〜」
マオ
「…………悪かったな。
想像と違ってて!」
オルタシ
「……………………怒っても可愛いな(////)」
マオ
「はぁあ?!」
オルタシ
「あ──いや、何でもないよ(////)
お詫びにコケコッコ焼きを1皿分サービスするよ。
其で勘弁してくれな?」
そう言ったオルタシは、何故だか急いでバックルームへ走って行った。
マオ
「何だ、彼奴??」
セロフィート
「どうしたのでしょう?」
マオ
「…………生理現象じゃないのか?
( まさか…勃た…とか?
抜きに行ったのか??
…………いや、まさかな〜〜〜。
無い無い無い!!
さっきの会話の何処に勃つ要素なんてあったよ? )」
セロフィート
「片付けにでも行きました?」
マオ
「片付けぇ〜〜??
……ああっ!
食器洗いとかか?
確かに洗い物…多そうだもんな〜。
片付け…大変そうだな」
セロフィート
「マオ、熱熱の内に食べましょう」
マオ
「うん。
そうだな!」
マオは何時もの様に両手の指を胸の前で組むと、両目を瞑り、〈 大陸神エルゼシア 〉へ食前の祈りを捧げた。
食前の祈りを終えたマオは、祈りが終わる迄待っていてくれたセロフィートと共に料理を食べ始めた。
健全さは何処へ置いてきたのでしょうか……。




