♪ 2.宿泊室 1 ~ エアーベッド作りました ~
横の長さは約1m,縦の長さは約50cmの長方形の小さな《 土間 》には、下駄箱らしい棚は置かれておらず、脱いだ履き物は、其のままを置く様になっている様だ。
其の先──壁迄の長さは約2m50cm程ある。
マオは其のまま首を左へ動かし、室内全体を見回した。
全体的な室内の面積は、縦,横の長さが約3mの正方形だと分かった。
要は畳で4.5畳の広さの《 宿泊室 》という事だ。
マオ
「へぇ…土足禁止なんだな〜。
家 )みたいだな!
《 民宿 》の《 宿泊室 》って、あんまり広くないんだな〜」
セロフィート
「《 宿泊室 》の広さは《 民宿 》に寄って違うものです。
2人ですし、此くらいの広さて十分です。
中へ入りましょう」
マオ
「其もそうだな。
広過ぎても困るもんな〜〜」
──*──*──*── 宿泊室
セロフィートがブーツを脱ぎ、床へ上がったの確認したマオは、《 小土間 》へ入り、ドアを閉めた。
内側からドアに鍵を掛けたマオは、ブーツを脱ぐと、セロフィートが脱いだブーツの右側に置いた。
セロフィートは既に脱いだコートをハンガーに掛け、壁に付けられているフックに引っ掛けられていた。
腰に付けていたポーチはコートの下に置かれていた。
何時も手に持っている杖は壁に立て掛けて置かれていた。
セロフィートは左側の壁から横に2mの所迄に〈 古代魔法 〉を発動していた。
脱いだコートをハンガーに掛け、壁に付けられているフックに引っ掛けた後、何時も身に付けている愛刀を壁に立て掛けて置いてから、セロフィートに声を掛けた。
マオ
「セロ?
何してんだ?」
セロフィート
「床に薄布団を敷いて寝るのは嫌ですから、ベッドにしました」
マオ
「ベッド〜〜??
何処にベッドがあるんだよ?
見えないんだけど??」
セロフィート
「触ってみてください」
マオ
「触れったってなぁ〜〜〜〜」
『 何言ってんだよ 』という表情でセロフィートを一睨みした後、マオはセロフィートに教えられた場所に両手を前に伸ばした状態で恐る恐る触る仕草をしてみた。
マオ
「何も無──……えっ??
何かある??
……何かプニプニにしてる?!
弾力があって…でも柔らかい…。
セロ、何をしたんだよ?」
セロフィート
「マオ、シーツを出したので広げてください」
毎度お馴染みの〈 魔法陣 〉から、清潔な白くて大きいシーツを出したセロフィートは、ベッドにした部分に白シーツを置いた。
其のまま見ると、丁寧に折り畳まれている新品の白シーツが床から宙に浮いている様に見える。
何とも不思議な光景である。
マオ
「…………本当に何したんだよ…」
丁寧に折り畳まれている新品の白シーツを右手で掴み、白シーツを広げて持ったマオは、白シーツの大きさに驚いた。
マオ
「随分とデカいシーツだなぁ」
セロフィート
「横3m,縦2mあります。
向きに気を付けてください」
マオ
「………………オレが敷くんだな…シーツ…」
セロフィート
「お願いします、マオ」
セロフィートはマオの視線に合わせる為に屈むと、不満そうな顔をしているマオの右頬へ、唇を軽く当てる。
マオ
「──っ(////)
たく…仕方無いな(////)
今回だけだからな!(////)」
セロフィートに軽くだが口付けをされたマオは両頬を赤らめながら言った。
マオは白シーツを広げると、横と縦を間違えない様にと、ベッドなった部分に白シーツを敷き始じめた。
弾力があるにも関わらずり、柔らかくて、プニプニした部分に乗っかり、丁寧に白シーツを敷いていく。
マオ
「………………──よしっと。
セロ、シーツを敷き終わったぞ」
セロフィート
「有難う、マオ。
助かりました。
ワタシも丁度終わりました」
マオ
「『 終わりました 』って何が終わったんだ??」
セロフィート
「話し声が《 宿泊室 》の外へ漏れない為の〈 防音魔法 〉,防犯皆無な為の〈 防犯魔法 〉,盗聴防止の為の〈 盗聴防止魔法 〉,マオとワタシ以外が《 8号室 》へ入れない為の〈 結界魔法 〉を掛けました」
マオ
「何時の間に…。
其にしても随分と念入りな〈 魔法 〉の重ね掛けだな。
やり過ぎなんじゃないのか?」
セロフィート
「ははぁ…。
マオは、そう思います?
流石はマオです。
人を見る目が──」
マオ
「『 無い 』って言うのかよ」
セロフィート
「お利口さん」
マオ
「馬鹿にすんな!」
セロフィート
「してません。
内緒話をする為に必要な事です」
マオ
「内緒話だぁ??」




