♪ 2.キャンプ地 2 ~ 仲直り 2 ~
セロフィート
「人間と同じ体を求められても困ります」
マオ
「…………オレは別に求めてないぞ!!
──とっ兎に角だ、もう服なんて脱ぐなよ。
オレ以外の奴の前で脱ぐとか、裸になるのは許さないぞ!!
絶対に禁止だからな!!」
セロフィート
「はいはい。
其の様にするとします。
ふふふ。
マオの妬きもちさん♪」
マオ
「ちっ違うしっ!!
裸になったら、セロが『 人間じゃない 』って事がバレちゃうだろが!
ヤバいだろ、バレたら!
厄介事を増やさない為に徹底させろ──って言ってんの」
セロフィート
「ははぁ…。
そうでしたか。
マオは慎重派ですね」
マオ
「あのなぁ……。
正体を隠すってのは、1番大事な事だろ〜〜〜」
セロフィート
「そうです?」
マオ
「そうなの!
そういうもんなの!
人間に追われる様な旅なんて、したくないんだよ…」
セロフィート
「はいはい。
マオがそうしたいなら、気を付けるとしましょう」
マオ
「『 何を 』気を付けるんだよ〜〜。
此は確認だからな!」
セロフィート
「人形である事を隠す為、マオ以外の前では衣類を脱ぎません。
此で良いです?」
マオ
「──うん。
ちゃんと守れよな!」
セロフィート
「はいはい。
約束します」
マオ
「後、人前で〈 原質の源 〉に変換とかするのも駄目だからな!」
セロフィート
「見えなくすれば──」
マオ
「光を見えなくしても駄目なの!
目の前で体の一部が徐徐に消えていく様を見るのって結構ショッキングな事なんだぞ!
一生克服出来ないトラウマにだって、なり兼ないんだからな!
いいよな?」
セロフィート
「…………はいはい。
マオが望むなら出来る限りの努力はしてみましょう」
マオ
「セロ!
有難な!(////)」
セロフィート
「どう致しまして…」
本当に困った様な笑顔で返事をしたセロフィートは、マオを抱き寄せると、其のまま仰向けに押し倒した。
マオ
「──セロ?!
い…いきなり何するんだよ(////)」
セロフィート
「『 案外、簡単に出来る仲直り 』を教えてもらってないです。
教えてください」
マオ
「だからって押し倒す事ないだろ?」
セロフィート
「逃げられても困りますし」
マオ
「逃げるかよ!
例え逃げたって無駄になるだろ?
何したってセロからは逃げられないんだからさ…」
セロフィート
「マオ…」
マオ
「あっ…勘違いすんなよ!
オレは別にセロから逃げたい訳じゃないんだぞ。
オレはセロの傍に居たいんだからな(////)」
セロフィート
「マオ…(////)
誘ってます?」
マオ
「はぁぁぁん?!」
セロフィート
「此の体勢で言われると誘われてるのかと──」
マオ
「此の状態なのはセロの所為だろ!(////)
誘ってないわっ!!」
セロフィート
「…………残念です」
マオ
「本当に残念な顔するなよ…」
セロフィートに向かって言ったマオは、直ぐ近くにあるセロフィートの顔に自分の顔を近付けると、セロフィートの左頬へ唇を軽く当てた。
セロフィート
「マオ??」
マオ
「……ほらっ──。
仲直りの挨拶だよ(////)」
セロフィート
「口がいいです」
マオ
「バッ…馬鹿言うな(////)
『 仲直り 』なんだから、頬っぺで良いんだよ!(////)」
セロフィート
「マオ……」
マオ
「そんな顔しても、オレからはしないからな!」
セロフィート
「…………むぅ…」
少しだ拗ねて見せたセロフィートは、右手を伸ばすとマオの左頬に右手を添えた。
左頬を優しく撫ると、マオの顔に自分の顔を近付け、マオの唇へ自分の唇を重ねた。
マオの唇を吸うと、マオの口の中へ自分の舌を入れる。
マオの舌に自分の舌を絡める事はせず、まるで人工呼吸をするかの様にマオの口内へ〈 原質の源 〉を吹き込んだ。
1度の吹き込みで、マオの体内は充分過ぎる程の〈 原質の源 〉で満たされた。
〈 原質の源 〉を吹き込む事は、マオに不足している分を補う為には必要な行為だ。
〈 原質の源 〉は毒ではないが、何度も与え過ぎる事は、マオに対して良いとは言えない。
大体、週に1度の頻度で、マオヘ〈 原質の源 〉を与えれば良いのだ。
其の週に1度のマオヘ〈 原質の源 〉を吹き込む日が丁度、今日だった為、セロフィートは『 仲直り 』に便乗して、マオヘ〈 原質の源 〉を吹き込んたのだった。
マオ
「……………………ぅん──んん……(////)」
セロフィート
「はい。
終わりました。
次は1週間後です」
マオ
「…………(////)
する前に言えよっ!!
──っ、もうっ…(////)
何が『 次は1週間後です 』だよ!!
昨日なんか、2回もしたじゃんか!」
セロフィート
「昨日は軽く触れただけで〈 原質の源 〉は吹き込んでません」
マオ
「…………其は…そうだけど…(////)
恥ずいだろ…(////)」




