✅ 野原 2 / そうだ、集落へ寄ろう!
マオ
「 何っ時もオレを押し倒すのは、セロの方だろ!
オレの心臓はだな〜〜…………って…そうだった…。
オレの中には…もう、心臓は無かったんだよな…。
セロが持ってるんだもんな…(////)」
セロフィート
「 ふふふ♪
マオとワタシは2人で1人。
一心同体です♪
互いに惹かれ合い、必要とし合い、付かず離れず、良好な清い関係です♪ 」
マオ
「 ──オレは!
付かず離れずな関係で居るよりも……、セロと繋がってたいけどなっ!!
セロは嫌なのか?? 」
セロフィート
「 マオ…(////)
君がワタシを求めてくれる限り、ワタシは何時でも君を──、君だけを受け入れます。
──ですから、ワタシが君を求めた時には…勿論、全身全霊で、ワタシを受け入れてくれますよね?
マ〜〜~オ♪ 」
マオ
「 異論を受け付けてほしいんだけど… 」
セロフィート
「 駄・目で〜〜~~す。
受け付けません♪ 」
マオ
「 ──くっ 」
セロフィート
「 ふふふ♪
さて──。
冗談は此のくらいにしましょう。
あれだけ隠れていた野兎達も居なくなりましたし 」
マオ
「 え?!
本当か??
彼の野兎が居なくなったのかよ?! 」
セロフィート
「 痺れを切らせたのでしょう。
マオを諦めて、他の獲物を探す事にしたのかも知れません。
良かったですね、マオ 」
マオ
「 そっかーーー!
良かった〜〜~!!
あっ、だからってセロからは離れないからな! 」
セロフィート
「 はいはい。
好きなだけ、くっついていてください。
──マオ、近くに≪ 集落 ≫がある様です。
折角ですし、≪ 集落 ≫へ寄りましょう 」
マオ
「 分かった。
野宿は危ないもんな!
久し振りに屋根の下で寝れるな〜〜~♪♪
へへへ(////)」
セロフィート
「 ふふふ♪
今夜は朝迄、楽しめますね。
マ〜〜オ♪ 」
マオ
「 楽しむかよ!
オレは朝迄、ぐっすり寝たいの!
邪魔すんなよな 」
セロフィート
「 マオ、安心してください。
“ お楽しみ ” を満喫した後なら、ぐっすり眠れます。
こう見えて、マッサージは得意です。
きっと気持ち良く寝付けます 」
マオ
「 永遠の眠りじゃないよな… 」
セロフィート
「 何を言います?
そんな事にはなりません。
ワタシを信じてください 」
マオ
「 え??
其が1番難しいんだけど…… 」
セロフィート
「 マオ……。
今夜は “ 朝迄コース ” です 」
マオ
「 御免なさい…!!
其だけは勘弁してよ…!! 」
セロフィート
「 嫌で~~~~す。
今夜が楽しみです♪
マオ、朝迄2人きりで楽しみましょう♪ 」
マオ
「 ……………………うぅ…(////)」
セロフィート
「( そんなに嫌なら、もっと抵抗してくれてもいいのに…。
面白くないです… )」
何時もの様に、マオが突っ掛かって来たり、言い返して来ない事に対して、セロフィートは如何にも詰まらない表情になった。
面白くないマオに、すっかり飽きてしまったセロフィートは「 お開きですよ 」と言わんばかりに両手をパンパンと叩いた。
セロフィート
「 ──さぁ、マオ。
沈んでいる暇はないです。
日が暮れる前に≪ 集落 ≫へ向かいましょう 」
そう言うとセロフィートは、マオを其の場に残したまま、さっさと1人で歩き出した。
マオ
「 ちょっ──セロ?!
何だよ、急に〜〜〜!
1人で行くなよ!
オレを置いて行くなってば!!
歩くの早いってばっ! 」
セロフィートに置いてきぼりにされたマオは、慌ててセロフィートの元へ走った。
セロフィートは追い掛けて走って来るマオに対して、振り向いたり、目を向け様とはしない。
そんなセロフィートに対してマオは、お構いなしにセロフィートの後ろに抱き付くと、セロフィートが羽織っている真っ白いコートを掴んだまま歩く。
マオが後ろにくっついて、コートを掴んで歩いていてもセロフィートは何も言わない。
興味の無くなったマオに完全に飽きてしまっているセロフィートは、マオをガン無視状態のまま歩き続ける。
一方のマオは、セロフィートにピタリとくっついたままの状態で、辺りを警戒しながら、見回しながら歩いている。
何時、何処から凶暴化した野兎達が襲って来るか分からないからである。
幾ら動物の気配がしないからと言っても油断は出来ないのだ。
マオ
「 …………其にしてもさ、野兎の目って、赤かったけ?
あんなにギラギラしてたかな?
なぁ、セロは野兎の目の色って何色だと思う? 」
セロフィート
「 どうでしょう。
野兎の種類に依って目の色は異なります。
光りの反射で見える色も変わりますし、成長して目の色が変わる野兎も居ると言われてます 」
マオ
「 へぇ〜〜そうなんだ!
目の色って同じじゃないんだな〜 」
マオをガン無視しているセロフィートも、話し掛けられれば返事はしてあげる。
マオは感心した様に頷くと、お構いなしにセロフィートへ話しを振る。
其に対してセロフィートは、お気に入りの玩具へ、ちゃんと返事を返してあげるのだ。
そんなやり取りが暫く続いていたが、パタリ…とマオとセロフィートの会話は途絶えた。




