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-CR-  作者: 魔狗羽
17/17

第16話: 宣戦

‥‥ここはどこ‥‥?

俺は今‥‥寝てた?いや‥一瞬だけ気絶してたような‥‥‥。

で、ここどこ?

‥ヒュゥゥゥ。‥‥

風を‥‥感じる‥‥重力を感じない‥‥俺は‥鳥になったのか‥‥?

‥‥重力を‥‥感じ‥ない?

眼を開く。そこに広がっていたのは、青々とした森の光景で、自分はその光景を見下ろしてる訳で‥‥‥‥‥

‥‥ぅわあぁぁぁぁぁぁぁ!!

ドォォォン!!




‥‥ここはどこ‥‥?

俺はなんで寝てた?確か‥‥暑さで倒れていたような‥‥‥。

で、この状況は何?

そういえばメリアは?リークは?今の爆発で吹っ飛んだのか?

‥キュゥゥン。‥‥

‥‥動物の‥‥鳴き‥‥声?いや‥‥動物ではなくで‥‥

‥キュゥゥン。‥‥

俺の目の前に現れたのは、くりくりした目の、小さい狐のモンスターだった。

「何だこいつ‥‥?」

こんな瓦礫の山まで、何をしに来たのだろうか。

と、その時、遠くから女の人の声が聞こえた。

「大丈夫ー?」

すると、その女の人の声に反応して、狐のモンスターがよく響く綺麗な声で鳴き始めた。

クゥゥゥン‥‥クゥゥゥゥン‥‥

煙のせいで視界は狭められているし、崩れた瓦礫で足場が悪くなっているにも関わらず、女の人は軽い足取りでこちらへ向かってきた。

「貴方がシト君ね。」近付いてくるにつれ、相手の容姿が段々とはっきりしてきた。腰まであるような金髪。瞳には冷たそうな…それでもどこか可笑しそうな笑みを浮かべていた。

「あんた……誰?」

その大人っぽいオーラに少したじろぐ。

「私はリディエ。さぁ、行きましょう」

どこに、と聞く前にリディエは来た道を引き換えしていく。

何がなんだかわからんが……とりあえず着いてこ…。




‥‥いったぁ‥‥

建物の謎の爆発で、ここまで吹っ飛ばされた俺は、見事に尻を打ちました。頭じゃなくてよかったぁ‥‥。

でも、ここはどこなんだろう‥‥?

見渡すと、そこには無数の木、木、木!木漏れ日が綺麗だけどそんなことを言ってる場合じゃない‥‥!森の奥深くにほうり出されたみたいだ‥‥。

さらに事態は悪化する。

バウゥルルルルルルル‥‥

周りから聞こえる嫌な声。

‥‥‥。

囲まれちゃったよ‥‥。

俺の周りには、野性の牛っぽいモンスターでいっぱいでした♪‥‥あぁ‥‥。




「はい、どうぞ」

俺は、山の(ふもと)にある小さな家で、リディエに出されたココアを飲んでいた。美味い‥‥!

「それで、シト君はどのくらい腕を磨いたの?」

唐突にそう尋ねるリディエ。それで、って言われても‥‥。

「あの‥‥あんた何者なんですか?俺、あんたのこと知らないし‥‥」

そう問うと、リディエの笑みが深くなった。その時、俺は戦慄を覚えた。

「そうねぇ‥‥貴方達を‥‥追う者?」

「? は?」

「貴方達には才能がある。カードを使いこなす者としての。ジレイルタワーから直々にお願いがあって‥‥貴方達を連れてくるように。でも、今はまだその時じゃない。もう少し自分で経験を積んでから、ね。それまでは‥‥」

何‥だって‥‥?

モンスター名:センガーティオ


牛を実験体とし、ジレイルタワーが作り出した衝撃波系のモンスター。攻撃よりも、バリア等を使った防御系の技を多く使う。


技:波盾<カータック・バリア>

自分の周りにバリアを張り、身を守る。

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