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これまでの登場人物まとめ・2

ネタバレが有るので、招かれざる客・1以降推奨です

マギー

母方の祖母・マーガレットの名前を受け継ぐ。マギーは通称。亡き父は高名な作家。母方の祖父はアフトン公爵。キーネス侯爵家の跡取りロバートと結婚。待望の息子サミュエルもうまれた。メイドの仕事も家庭教師の仕事も時には自分でしてしまう。家庭内から変革への道筋を模索中。女王と同じ年。


ロバート

マギーの夫。セルビー伯爵を名乗るキーネス侯爵の跡取り。キーネス侯爵家を建て直した。すぐれた実業家でもある。妻を愛していて関係は良好だが、庶子のバージルとの仲は上手くいっているとは言えない状態。いつも時代よりも少し先を見ている。貴族としては変わり者だと思われているらしい。王配殿下との関係は非常に良いらしい。


サミュエル

マギーとロバートの初めての子供。ブルーグレーの瞳と褐色の髪の赤ん坊。1845年生まれ。


クライブ・ボーダナム

故人。ロバートの兄。この兄の死によってロバートが相続人となった。



マイロン・ボーダナム

キーネス侯爵。ロバートの父。美食家でかつては大変な浪費家だった。美術コレクターで、鑑識眼は相当なものらしい。財政的に家を建て直したロバートには少しばかり遠慮が有るらしい。隣人であるマギーの祖父・アフトン公爵には大いに敬意を払っている。孫であるバージルとは気が合う模様。



オフィーリア・カルバートン・ボーダナム

キーネス侯爵夫人。愛する長男クライブの死がショックであったためか、一時は完全に痴呆状態となったが、マギーの介護により症状が好転。時間帯によってはまともな受け答えも出来るようになった。



バージル・メルダ

ロバートの庶子。十二歳までカナダのオレゴン・カントリーの森の中で生まれ育った。母親は先住民の血を引く有名な狩人で大地主。ロバートの命の恩人であったが、亡くなった。動植物や気象・鉱物・地理といった分野に興味が有るらしい。大学進学を目指して勉学に励む毎日。祖父である侯爵や、継母にあたるマギーとの関係は良好だが、実父のロバートとの関係は今一つ。父親の違う兄や姉が多数居るらしい。



レイフ・ボーダナム

ロバートの再従弟。イカサマ賭博と財産の有る女性を丸めこむ事で生活してきたらしいが、傷害事件を起こして逃亡中。所在不明。



ルチア

レイフの娘であるらしい捨て子。




アフトン公爵オーガスタス・ウィルモア

マギーの祖父。先々代国王の最年長の庶子。母が懐妊中に愛妾の座を失い流浪したため、極めて苦労の多い子供時代を送り、一時は貧窮院に収容されていた。その後、王家の血筋を思わせる容姿に疑念を持った青年貴族に拾われ養育された。新大陸で事業家となり、かなりの財産を形成する。ナポレオン戦争の時期の外交交渉で重要な働きをし、先代国王からアフトン公爵の爵位を授けられた。キーネス侯爵がバージルと馴染むきっかけを作った。アイルランドの飢餓問題と、ロンドンの貧しい子供たちの問題に関心を寄せている模様。



レディー・バーバラ・ウィルモア・リード

マギーの母。祖父の最初の妻で、元メイドのマーガレットが産んだ娘。父が公爵になる前の新大陸での暮らしや、イギリスにおける奴隷解放運動にかかわった人々との人脈から、社会貢献に積極的。新聞や雑誌に貧しい少女たちの待遇改善に関する記事を寄せる事が多い。家庭料理とマナーに関する著作がベストセラーになっている。

ロンドンで一番とされるドレスメーカーを出店の以前から応援した関係で非常に親しく、馬鹿馬鹿しい費用はかけないが「常に適切なる装いをする」夫人として社交界でも尊敬されている。

夫のサー・リードの死後、三人の子供を連れて実家に戻り、幼いトマスの面倒を見た。



トマス

特別な配慮により、リズモア侯爵となり名家である生母ハリエットの実家の所領を受け継ぐが、本人は自分が不倫の子である事を知っており、釈然としないらしい。マギーより少し前に結婚した。育ての母と言えるレディー・バーバラを慕い、かつてはマギーにも特別な感情を抱いている事を隠さなかったが……


レディ・ハリエット

アフトン公爵の二度目の妻。由緒正しい家柄の美女だが、身持ちが悪く、数々の浮名を流してきた。不倫の末生んだトマスをアフトン公爵家に残し、離婚。


シルビア・スワン夫人

公爵の最初の妻でマギーの祖母であるマーガレットの死後、ずっとアフトン公爵家に仕えてきた。二人目の夫人ハリエットが不倫三昧であった頃、ハリエットに虐待され邸を放り出される目にも会ったが、公爵の子供であるバーバラとヘンリー、フレッドによって、救われる。前夫スワン氏との離婚が成立し、公爵の娘エセルを身籠った時点で、秘密に結婚。表だって公爵夫人と名乗るのを遠慮してきたが、エセルの社交界デビューに合わせて、公爵との結婚を公にする。


レディ・エセル・ウィルモア

アフトン公爵の末娘。マギーには年下の叔母にあたる。華やかなブロンドの髪と菫を思わせる紫色の瞳で、妖精のような美少女。社交界にデビューし夫探しの最中。


ラドストック

ロバートの一番身近に仕えている。手先が器用で、帳簿類も管理する能力が有る。メイドのハンナと結婚して娘のナネットが生まれた。


ハンナ

ラドストックの妻。キーネス侯爵家のハウスメイドだったが娘ナネットの出産を機に、サミュエルの乳母となる。



ミリー

かつてアフトン公爵にキッチンメイドとして仕えていた。マギーに最初に料理を仕込んだ師匠。独身時代のマギーが住んでいた小さな邸では、家政婦役を務めていた。マギーの結婚後はキーネス侯爵家の料理人役を引き受けている。本格的なフランス料理はあまり作った経験が無かったが、作る料理の味は一流。


ボブ

ミリーの夫。馬に関する事なら何でもよく知っている。優れた馬丁で御者。元はアフトン公爵家に仕えていたが、マギーの結婚と同時にキーネス侯爵家に移った格好になっている。


リジー

ミリーの妹。マギーには頼りになる相談相手でもある。料理は少し苦手らしい。若いころ一流のドレスメーカーに勤めた経験が有り、針仕事が得意で流行にも敏感。亡夫は警官だった。息子も警官になった。


ハーグリーブス夫人

キーネス侯爵家の家政婦。かつてはマギーの母であるレディー・バーバラに仕えていた。昔なじみのミリーとは微妙な関係らしい。



サー・ベンジャミン・グレイストーン

王室顧問弁護士で幾つもの貴族の領地の管理経営の仕事を請け負っている。白髪の小柄な老人。



ジェフェリー・グレイストーン

救貧法改正に熱心な弁護士。燃える様な赤毛の目立つ美形。マギーとは話が合う。

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