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06*今日は寒くてなんだか寂しいから。

君に直接はいえないから。

せめてここで言うんだよ?

『今日のテスト、お疲れ様』


君は本当に努力屋さんだね。

私が家でくつろいでるときに君は独りで頑張ってる。

私が君を想ってるときにきっと君は何も考えず一心に努力を続ける。

寂しい気もするけど多くは望まないから。


君が頑張ってると思うと私もいつもより頑張れる。


明日は君に会えるから、いつも以上に緊張するなぁ。

バスまでの短い道のり、君を想いながら歩いてる。

今日も元気かな?

変わったことはないのかな?

月曜日までは私にとって少し長いけど、何事もなければまた会える。


冬の夜空は私たちに厳しい。

吐く息が白くて遠くがかすむ。

天上の月は何も言わず私たちを見据えている。

この月だけは私たちを見てる。

どこにいても、何をしていても、眺める夜空の景色だけは君と同じ。


今日は私も頑張ったよ。

だから言わせて、せめて言うだけ。


本当に君が大好きだよ。



――幻想が崩れるまで、あと3ヶ月。


連載6話目。

この話は何気に前回の話とつながっています。

日曜日に行われた塾のテストを終えた彼に対する”私”の想いです。

どうしても基にしたものに場面状況が少ないので分かりにくくなってしまいますが・・・


この小説には、ひとつだけ、秘密があります。


・・・けれどそれを話すのはまだ早いので。

いずれ明かすことですので、読んでいてくれる方は気軽にお待ちください。

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