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13*悪夢に浮かぶ君を思って私はさめざめと泣き続けていた。
存外私は弱かった。
夢は幻。叶わないからこそ価値がある。
本当にそう。
今はただ、消えてしまいたく思うことしか私には出来ずにいる。
どうして、
なんでだよ!
お前なんか、
・・・・きらいなんだよ。
つぶやく君の姿が目に浮かぶ。
辛くて、でも仕方なくて、
避けることの出来ない言葉の刃が毎日私を傷つける。
それでも休まず学校に来ることが出来るのは太陽みたいなあの人が私に元気をくれるから。
ありがとう。
感謝してる。
それでも、ふと君を目で追いたくなる私は、本当にどうしようもないとつぶやくのだ。
自分が情けなくて仕方ない。
「そろそろさよならを言おうと思ってるんだ」
「勘違いはしないでね、感謝してるんだよ?」
「短かったけど、楽しかったから」
「ありがとう、大好きだよ」
空に向かって囁く言葉は誰にも聞こえない。
・・・最後の言葉が過去形になるまで残り時間はあと少し。
さよならを言うまであと5日。
連載13話目。
分かりにくいでしょうが、今回の話は悪夢を見た”私”のことです。
現実に言われ悪夢に浮かぶ君を思ったのではなく、夢の中で彼に言われた言葉が”私”を苦しめます。
次が最終話です。
少しいつもと雰囲気が違いますが、最後までお付き合いください。




