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あかいこどうのけんげきし
十年前のこと
鼓動を具現化した武器、『ビーツ』を手にすることを可能にした人々『ヴィーター』。
彼らが集められたのはとある教会だった。
千を越える人が収納できるほどの大きな教会。
その前の教壇に、一人の黒いマントを羽織った男がたっていた。
そして、その男が軽く手を上げた瞬間
瞬くほどの赤い閃光がほとばしり
『世界』は完全に狂った
ビーツだけでなく、『筋力』が強化され、『属性魔法』を操ることができるようになったヴィーター
しかし、多くのモノは『人の形をとどめていなかった』
人々はそれを『クレジア』と呼んだ。
…そして現在、世界は荒れている。
弱いヴィーターは日々クレジアからの攻撃を受け、死人すらでる始末。
しかし、そんなクレジアを『除去する人間』が生まれた。