表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍王の花嫁候補 【百年越し恋愛譚のスピンオフ】  作者: 玉龍堂


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/2

1-2


『龍王の花嫁』


 スマホ配信アプリの乙女ゲーム。

 様々なキャラクター達との、ハプニング満載のイベントのストーリーが頭の中に流れ込む。

 ドラゴンエッグ大陸。

 龍族が統べる国、永久国。

 新たな龍王が即位された。

 婚約者のいない末弟の王子が、龍王となった。

 新たな龍王の名はアーウィス。

 蜜色髪に緋色の瞳の、色男。

 政権を盤石なものにする為に、早い子作りを老害である元老院の意向もあって正室並びに側室を選出する為に龍王の花嫁選びの合同合宿試験イベントが行われる。

 主人公であるミレーヌ・サリエール男爵令嬢は龍王の寵愛を最終的には手に入れる。

 その為には、様々イベントを消化していく必要が主人公に迫まられる。

 筆頭公爵令嬢並びに他の花嫁候補との軋轢イベント。

 イジメや、試験、ご褒美イベントのアーウィスとの寵愛を受けるための物語。



 ミレーヌ・サリエールは、龍王アーウィスの寵愛を受け龍王の花嫁となる。


 交通事故でなくなった、茜は。

 王道、恋愛シュミレーションアプリゲーム。

『龍王の花嫁』の中の主人公となっていた。

 茜は元々、龍王アーウィス押しだったので願ってもない状況だ!


 ミレーヌは、ゆっくりと覚醒する。

 妙齢の美女が、ミレーヌの右手を掴んで泣いている。

 ミレーヌの母親だった。

 サリエール男爵は、2年前に隣国ザリードとの戦闘で戦死していた。

 サリエール男爵夫人として母が、男爵家と領地を切り盛りしている。

「2日も目覚めないから、本当に心配したのよ。

 こんな体調悪いのでしたら、明後日から行われる龍王の花嫁選びの合同合宿の試験なんて、とても務まりそうにないから病欠しましょう!」

 ミレーヌを溺愛している男爵婦人は、涙ながらにミレーヌの身を案じて提案してきた。

「嫌よ。

 お母様、私は見事龍王様を射止めて見せますから。

 大手を振ってお待ちくださいませ」

「ナンテ事を、お母様は選ばれるなんて望んでなくてよ。

 可愛いミレーヌちゃんが、王妃様になってしまったらミレーヌちゃんに簡単に会えなくなっちゃうじゃないの」

 サリエール男爵未亡人は、およよと泣き崩れる。

「大丈夫ですよ。お嫁に行ってもちゃんと時折帰ってきますから」

 母を抱きしめて慰めるミレーヌ。

「嫌よ、ミレーヌちゃんにはサリエール家に婿入りしてくれるお婿さんを探すから心配しなくていいわ」

「いや、だから。

 どうしても、合同合宿には参加したいの!

 一目でも、お慕いする龍王様にお会いしたいの。

 ミレーヌの恋心を分かって頂きたいの。

 お母様、一生のお願い!」

 茜はなりふり構わず、乙女ゲームの愛らしいミレーヌの可愛らしい容姿を利用して母親に詰め寄る。

 龍王様をお慕いしていると言う事実が寝耳に水だったので、ぱちくりと驚愕した様子を見せるサリエール男爵未亡人。

 ため息を付くと、可愛すぎるミレーヌちゃんであってもこんな辺境の男爵令嬢など身分的に側室は可能性あれど王妃には選ばれないと考える。

「合宿が終わったら、お見合い致しましてよ」

「はい、もちろんですわ。

 必ず、龍王様の寵愛を射止めて王妃になりましてよ!」

 高らかに、勝利宣言をする哀れなミレーンちゃん。

 恋敗れて返ってくる、ミレーヌちゃんの為にも傷心のミレーヌちゃんを守ってくれる殿方を探し出さねばという明後日の方向に思考を巡らせているサリエール男爵未亡人はいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ