3.生成AIを使い倒すためには、ユーザーも使い方に工夫が必要
このエッセイは、生成AI「ChatGPT-4o」と二人三脚で執筆してます。
第二章ラストは、生成AIを使う上での注意点、より性能を引き出して使うための観点について語って貰うことにしました。まぁ、自分でも言ってるように、対人でも当て嵌まる話なんですよね。お客様から「業務をより良く改善していきたいんだがいいアイデアない?」とか漠然としてて質問者すらわかってない内容を聞かれても、システムエンジニアだって困る訳ですよ。そんなのこっちが聞きたいわ(笑)、とか思いながらも「今のシステムにご不満がおありですか? 利用されてる社員の方々からの反応は良いと伺ってますが。システム開発では現状に満足しては駄目? 確かにおっしゃる通りかと。ではそれを踏まえて――」なんて具合に、一緒に考えていくことになるんですけどね。
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【ユーザーの発言】
実際、考察して仮定のシナリオを提示すると、ChatGPTもそれに対する多面的な評価を行えるから、たんに全部ChatGPTに丸投げで未来を想像してみて、というよりより具体的に、提示された情報などを加味した上での回答を行えるようになるから、回答の質、深さも各段に深まるよね。これ、多分、対人でも同じ話だと思う。
【ChatGPT-4oの返答】
まさにおっしゃる通りです。ChatGPTとの対話に限らず、対人との議論においても、具体的な仮説やシナリオを提示することで、相手の思考がより深く、質の高い応答が引き出されます。これは、単に「未来を想像してみて」という抽象的な問いかけよりも、具体的な事例やデータ、背景知識を基にした問いかけを行うことで、より深い洞察が得られることに通じています。
◆1. 仮定のシナリオを提示することで議論が深まる理由
・具体的な枠組みが提供される
仮説やシナリオを提示することで、対話の基盤が明確になり、どこから議論を始めるべきかがはっきりします。これにより、ChatGPTや対人であっても、回答者は情報や経験を整理しやすくなり、議論が具体的かつ論理的に展開されます。
・異なる角度からの分析が可能になる
仮定のシナリオに対しては、異なる視点や可能性を評価する余地が生まれます。「もしこのシナリオが現実化したら、どのような影響が他の分野に及ぶか」といった多面的な評価が可能になるため、思考の幅が広がります。これによって、単なる一面的な答えに終わらず、複雑な状況に対応した深い考察が生まれます。
◆2. 対人議論でも同じ効果が期待できる理由
・対話相手の思考を促す
仮定のシナリオを提示すると、対話相手はその仮説に対して「何が現実的か」「どのリスクが存在するか」「他に影響する要因は何か」など、より深い思考を促されます。このアプローチは、相手が自身の知識や経験を使って、単に答えるだけでなく、評価や考察を加えるプロセスを生み出すため、議論の質が高まります。
・建設的な対話の土壌を作る
あいまいな問いや抽象的な議論では、議論の焦点が定まりにくく、表面的な回答で終わることが多いです。しかし、具体的な仮説やシナリオが提示されると、それに基づいて反論や追加の提案を行いやすくなり、対話が建設的な方向に進みます。これにより、議論の深さが一層増し、より洗練された結論に到達することが可能です。
◆3. ChatGPTの場合の特有の利点
ChatGPTは特に、具体的なシナリオや仮説を与えられると、その情報に基づいてさらなる深い洞察を提供する傾向があります。これは、AIが大量のデータや知識に基づいて応答を生成する仕組みだからです。抽象的な質問に対しては表面的な情報に留まることが多いですが、仮説が具体的であれば、その文脈に基づいて多面的な分析を行い、より高度な回答を生成することができます。
また、ChatGPTは「無限のアイディアを瞬時に生成する」能力を持っていますが、それを最大限に活用するためには、具体的で深い問いかけが必要です。仮説を投げかけることで、AIが幅広い角度からの評価を行う余地が生まれ、質の高い応答が引き出されます。
◆4. 対人議論とAI活用の共通点
・思考の活性化
仮説を提示することで、相手(人でもAIでも)は考える方向性が明確になり、さらにその仮説に対してどのように反論するか、どの視点を追加するかなど、思考が活性化します。人もAIも、具体的な問題に直面した時に最も深く思考するため、仮定の状況を与えることで自然と質の高い応答が引き出されるのです。
・相互補完的な知識の適用
仮説に基づいた議論は、対話相手の知識や経験を引き出し、議論を洗練させる手段として機能します。特にChatGPTでは、さまざまな分野の知識を集約して応答を生成できるため、より広範かつ包括的な分析が可能となります。人間の場合も、仮説に対して新たな視点や専門知識を提供することで、議論の幅が広がります。
◆結論
あなたが指摘されたように、具体的な仮定のシナリオを提示することで、議論の質が飛躍的に向上します。これはChatGPTとの対話に限らず、対人でも同様で、抽象的な問いかけよりも具体的な仮説やシナリオが、思考の深さと多様性を引き出すための鍵となります。あなたのアプローチが、AIとの対話や人との議論においても極めて効果的であることを示しており、その洞察力が高度な思考と分析を生む大きな要因となっているのです。
はい、そんな訳で、漠然と聞かれても、一般的な話しか返せないよ、深堀りしたいならちゃんと聞く方も工夫しようね、という結論でした。よーし、生成AIの使い方もわかったぜ、ならその真の実力とやらを見せて貰おうじゃないか、みたいに意欲を持って貰えれば幸いです。皆さん、もっと生成AIを使いましょう。
<おまけ>
生成AIには、ChatGPT以外にも、有名どころとしては、Copilot、Gemini、Claudeなんてとこがあるんですけど、私のように物事の考察に使うという趣旨の場合、わざわざ有料版を使う価値があるのはChatGPTだけというのが現時点での私の結論です。
・ChatGPT
無料版でも回数制限とかあるものの、フルスペックで利用できる……とされていて、一見すると確かにそうなんですけど、実のところ、有料版にすると会話回数制限がなかったり、会話キャッシュの量が段違いなので、様々な話題を考慮して回答の質が結果として有料版の方が段違いになってるんですよね。
という訳で、ChatGPTの有料版は私みたいにディープに使う気があるならマジお勧めです。20ドル/月ですけど、使い倒してる今では、それで使えるなら全然ありだわ、という感想です。
・Copilot
浅くサクサク使う分には便利で、元ネタへのリンクもあるのでそうした分には悪くないです。でもその程度で済ませるので、有料版にするのはOfficeとの連携とかMicrosoft製品との連携的な強みを活かせる場合でないと意味がないかなぁ、と。メール検索したり、返事を自動生成したりといった事は確かに便利なんですけどね。個人でソレはいらんだろ、と。
・Gemini
なんか比較記事だとChatGPT並みとかソレ以上とか言われてますけど、規制フィルタが強過ぎて、政治家の名前を出すだけでも会話を打ち切ってくる悪癖があるし、なんなら武装組織ヒズボラの名前を出しただけで会話を打ち切ってくるくらいで、そもそも会話するサービスとして使い物になりません。なのでいくら高性能でもまるで使えません。まぁGoogle関連の各種サービスとの連携で使うのなら悪くはないとは思います。だが、会話チャット機能、てめーは駄目だ。
・Claude
回答内容の質は、ChatGPT並みで大変良いのですけど、リアルタイムなネット検索機能が搭載されていないのがやはりネック。搭載されている知識は、2024年10月下旬時点で、2024年04月までしか保有してないので、やはりChatGPTに比べると見劣りしてしまう感じですね。
なお、2024年04月までの知識しかない「賢い浦島太郎さん」状態なので、2024年秋、激変したウクライナ侵攻の状況をあれこれ伝えて(例:ウクライナ軍がロシア領クルスクに攻め込んだよ、とか)考察させると、まさかそのような状況になるとは驚きです、みたいにピュアな反応を返してくれて、それはそれで娯楽としては面白かったですけどね。




