ずっと生きていて欲しかった人
「もう、本当に、ルールは守らなきゃダメだって教えたでしょ?」弱々しくそう言ったのはカミエルだった。
「カミエル死なないでよ」もうそれしかいえなかった。涙溢れてカミエルの優しい顔が滲んでいった。
「……ごめんね。君たちが大きくなるのをちゃんと見届けたかったのに。」
「……お、俺。親とかいないから、カミエルとソラスが俺の大切な家族だから。」そう言いながら涙を流すカイアルに
「僕たちの色は時に人を殺してしまう時がある。今回も仕組まれたことかもしれない。いいかい?強く生きるんだ。わかったね?」そうよく分からない話をカミエルはした。
そして俺の方を見て
「あぁ、僕の可愛い弟たち。本当に元気で幸せに生きて欲しいと思ってる。ジャス、君が僕の弟分になった時。君は本当に絶望したような顔をしていてさ、僕は君を幸せにできる人になりたかったんだ。でも良かった、君は他人の痛みをわかる人間になって、君が生きて欲しいと願う大切な人ができたことが本当に嬉しい。正義感が強いところ、ソラスに似ていて本当に大好きなんだ。
君はきっと強い戦士になれるさ。」
そう初めて俺に笑いかけてくれた時のようにカミエルは僕に笑いかけてくれた。
「カミエル……ベットくっつけてもいい?」
そのカイアルの発言に少し驚いた顔をしてカミエルは
「君はやはり頭がいいね。あぁお願いしてもいいかな?」と言った。
よく分からないがカミエルのベットとソラスのベッドをくっつけることになった。
「ありがとう。」俺たちと話してかなり体力を使ったのだろう。少し息苦しそうに笑ったカミエルは静かに瞼を閉じて笑った。
なんだか、ずっとここにいたいのに、この部屋から出なきゃ行けない気がして、カミエルが死んでしまう瞬間を目にしたらもう立ち直れない気がして、俺はカイアルに手を引かれて部屋を出た。
……そういう関係です。