2人で寝るために買ったベット
「俺がサフィアの家を探す。だからそれまでこいつの家にいた方がいい。わかった?」
さすがカイアル女慣れした対応だ。
「分かりました。ありがとうございます。」
サフィアは申し訳なさそうにまたお辞儀をした。ふと、所作が綺麗だなと思った。
「仕事は俺が街の人に聞いてみるよ。」
そういうとカイアルは頷いてそそくさと家を出ていってしまった。
「あ、もう今日はつかれただろうからお風呂入って寝なよ。」俺は何気なくそう言うと彼女は少しほを赤らめて頷き風呂場へと入っていった。
俺は職場へ戻り今日の報告を隊長へしに行った。
「ただいま」
職場から帰ると、彼女の気配はなかった。
新手の詐欺か、やられた…と思い寝室へ向かうとそこには肌を露わにして俺を待っていたと言わんばかりの顔で刺激的なポーズをとっていた。
これは…おそらく誘惑だ。
「…あの、何をしてるんですか?風邪引くよ?」毛布を持って彼女へ近づくとサフィアは少し震えている気がした。
「ほら、寒くて震えているじゃんか、」呆れてそう言うと彼女は
「わたしには、、体をう、売ることしか能がないので、全然、大丈夫です。」
彼女はそう返してきた。
少し彼女の過去を垣間見た気がした。
「あのね。もう、体を売らなくてもいいんですよ。
嫌な思いもいっぱいしたでしょうに、こんなことしなくてもあなたの感謝は伝わりました。」
そういうと彼女はまた泣き出してしまった。
「あ、あと、申し訳ないけど、
俺には大切な彼女いるから、ほかの女じゃ
そういう気は全く起こらないんだよね。」
「それって、私を家に招いて大丈夫だったんですか?」少し驚いたように彼女が聞いてきた。
「まぁ、君を家にあげたことより君を見捨てた方がおこってくるような人だから。」
ラァのことを思い出して(あー、今日よく分からない男から貰ってたハンカチ捨ててくれないかな〜。)なんて考えていると
「申し訳ないんでわたし、ソファで寝ますを」と彼女は言い出した。
「いや、いいから。てか、女性を自分より変な場所で寝させられない。あったまってベットで寝なよ。俺がソファで寝るから」
そう返事をしても彼女はゴニョニョと文句を言ったから
「じゃあ、俺ほんとに君に手出す気ないから一緒に寝よ。」
彼女の顔は一瞬真っ赤になったが俺をソファで寝させるよりマシだと思ったんだろう。
複雑そうに頷き2人で大きなひとつのベットに距離を置いたまま夜を明かした。
こんなパートナー私なら絶対許しません。
ブチギレ案件です