表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/43

眩しいほどの金色

ソラス告白事件から少したったある日俺とカイアルは授業をサボって街で食い逃げをしたチンピラと喧嘩をしていた。

2人で追いかけロウストーンで培った対人戦でかなり追い討ちをかけていた時ブリキの馬の足音がした。

「おい!お前ら何やってんだ。」

後ろから声をかけられしまったと思った。最上学年が巡回訓練をしていたのだ。教官に見つかったらタダすまないと思った俺たちは本気で逃げた。

ブリキの馬に速さで負けるから路地裏を走っていると遠くから聞き覚えのある声がした。

「もういいだろ、それよりあいつ食い逃げ犯だ上官に出せば点数稼ぎになるぜ、」おそらくソラスは俺たちだと気がついて見逃してくれたんだろう。

この一件で早く教室へ戻り授業に参加することにした俺たちはすぐにロウストーンへ戻ることにした。

ロウストーンへの帰り道

「ねぇ、ソラス。あなたの大切な弟のために他の人に食い逃げ犯譲っちゃうのね」

「やめてくれ、あれが俺の愚弟2人組だなんて確証はないだろ」

「やだぁあんなに綺麗な金色の髪の毛はあなたの弟分カイアル・ブルースターしかいないわ。」

「付き合えないと言った日から君は俺をいつも陥れようとするのはやめてくれ。」

そんな会話が聞こえた。おそらくソラスはティアナさんを振ったんだろう。

そして脅されてるのか、恋愛は大変だなぁと思ってしまった。


その日の夜カミエルに思いっきり怒られた。

「あのね、2人ともちゃんと授業には出ないとダメだよ?当たり前でしょ?ほら、カイアルもなんで僕が勉強教えてるの?今回はソラスが逃がしてくれたからよかったけど単独行動は戦場でも命を落とす危険な行為だよ?」いつも優しいカミエルがここまで怒るとは思ってなくてかなり反省をしていた、

ソラスにはゲンコツを1人1発かまされ「おい、カイアルお前の髪は栄光ある綺麗な金だ。それは必ずどこにいても目立ってしまう。わかるよな?」とだけ言った。ティアナさんに言われたことが悔しかったのか、ソラスが人の言ったことでここまできにするのは珍しいなと思った。

一通り怒られた俺たちは明日厨房の皿洗いを2人だけでやれと言われて総勢500人が食べた皿を洗う羽目になった。


ご愛読ありがとうございます。

裏話です。

6学年総勢500人前後でそれぞれ月替わりで皿洗い担当、掃除担当、洗濯担当、が決められています。

処罰で今回のように1人で背負うペナルティの時周りはお休みになるので嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ