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黄色と黒の包み紙

さっきの収集から5時間ほどがたち火は全部消えたと報告が入った。


「では、内通者がいるのだな。」

そう言って彼女は彼女の任務場所カバスへと帰っていった。

俺も任務地へと戻ると、

「おい、はなたれ小僧マリアンヌはどうだった。結構色っぽい女だろ。」

そう先輩が話しかけてきた。

「あー、それはよく分かりませんが、とても聡く素晴らしい方でした。」

と俺が面倒くさそうに応えると、

「お前もいつか一緒に仕事をするよ。」

そう静かに返された。

任務終業を言い渡され久々に家に戻るとそこには誰もいなかった。


一通だけ手紙が置いてあってあとは出かける時より綺麗になった部屋が寂しく広がっていた。

ラァには申し訳ないことをしたなと思って手紙を見ると、


・ジャスへ

いきなりワガママで泊めてもらって、出ていくことになってしまってごめんなさい。

この5日とても楽しかったです。

色々まだ話したくて、伝えたかったことが多いけどまた次会った時に言います。

だから待っていてください。

浮気しないでね、本当に愛しています。

ラーナー・アッシリア

彼女の手紙にはキャラメル1つが添えられていた。スコッチバターと書いてあるその黄色と黒の包み紙を見ただけで俺は君を思い出し胸が踊ることをきっと、眩しくて暖かい君は知らないだろう。

次会うときは5ヶ月後。

どうか無事に帰ってきて欲しい。

好きな人を連想させるものって、なんだかとてもソワソワしません?

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